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1日で全部失うとは…コロナ相場で勝ち馬にのり、資金が4倍になった男がむかえたまさかの結末

 2020年春、日本が新型コロナウイルスの猛威をくらい混乱する中、日経平均が3月に1万6000円台まで落ちた。しかし、その後はうなぎ登りで上昇し、翌年には3万円を突破した。そんな中、あえてFXに目を付けて勝負した男がいた。なぜ、FXだったのか。どうやって資産を4倍にしたのか。そしてなぜ一瞬で失ったのか。

節度を持って取り組みさえすれば、FXは王道の金融商品

 皆さんは「FX」という投資について、どのようなイメージをお持ちだろうか。

「プロは何枚も画面を並べて、相場に常時張り付いている」
「レバレッジをかけられる、ハイリスク・ハイリターンの危険なギャンブル」
「一攫(いっかく)千金を狙える、夢がある投資」

 これらは全てある意味で正しく、ある意味では正しくない。

 FXとは、Foreign Exchangeを省略した単語で、日本語でいえば外国為替証拠金取引。「外国為替=国同士の通貨を交換する市場」を対象にした、「証拠金取引=実際の資産をやりとりせず、売買結果をあらかじめ預けている証拠金に対して反映させる取引」である。

 前半分の外国為替は、海外旅行のときに空港や両替店で、円をドルやユーロに交換するあの行為のイメージ。国同士の通貨交換レートは常に変動しており、得をするタイミングで交換を狙うのがFXである。

 証拠金取引は少し理解が難しい。海外旅行の両替では、実際の紙幣や硬貨を交換するが、FXではそれはしない。「1万ドルを140円で買ったことにして、その3日後に141円で売ったとすると、1万円の利益(10000×141円ー10000×140円=10000×1円)なので、1万円勝ち」というように、売買の結果に応じて資金(証拠金)が増減する。

スイングからスキャルピングに挑戦!…コロナショック後の反発に乗って稼ぎまくる

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この記事の著者
鹿内 武蔵

国内唯一の月刊FX情報誌『FX攻略.com』の元副編集長として、雑誌記事の取材・執筆・編集業務を経て、投資、FXライターとして2019年に独立。多くのプロトレーダーを取材してきた経験を生かし、個人投資家が相場の世界で生き残るための情報発信をしつつ、自らもトレーダーとしてFXを中心に様々な運用を行う。株式会社tcl代表取締役。

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