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サッカーは弱いが、世界が土下座するカタール経済…今後10年経済成長を続ける王国に投資せよ

史上初「開催国の3連敗」でも経済はすごい

 サッカーワールドカップの開催国であるカタール。開催国としては史上初の3連敗、勝ち点なしで敗退してしまった。カタール代表は、2019年にアジアカップで優勝。開催国として巨額を投じてスタジアムを建設し、チーム強化も図ってきたが、残念な結果となった。中東の国が開催国となるのは、ワールドカップの歴史でも初めてで、国内の期待も高かっただけに意気消沈する国民も多いだろう。

 しかし、カタール経済の堅調さは、揺るぎないものだ。今後10年は経済成長が続くと考える人もいる。今回は、サッカーや人権報道が先行する中で見過ごされているカタール経済、投資について見ていこう。

 カタールは、ペルシャ湾に面した半島の小国だ。面積は、日本の秋田県ほどしかなく、しかも国土の大半は砂漠だ。人口も290万人しかいない。夏の平均気温が40度を上回ることから、今回のワールドカップは、6月でなく11〜12月の開催となった。とにかく暑く、人が住むのは大変な地域なのだが、豊富な天然ガス、石油という資源に恵まれて、この30年、すさまじい経済発展を遂げてきた。天然ガス、石油の生産は第二次世界大戦後に始まった。特に天然ガスは世界シェアの13.1%(石油は1.5%)を占めている。確認されている天然ガスの埋蔵量で、あと144年間は生産が可能だ。国民一人あたりのGDP(国内総生産)は、約6万2千ドルで世界8位(日本は27位)だ。

 エネルギー資源によって、国庫も潤っていて、電気や水道代、教育費や医療費はすべて無料になっている。カタールの最大の輸出相手国は日本で、輸出総額の15%を占めている。

ウクライナ侵攻以降、各国が石油・ガス欲しさに ”土下座”

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