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鳩山由紀夫「台湾に加勢したら、日本はウクライナになる」「中国も韓国も怒らせたのは日本」…3回連載「日本の贖罪」#2

 ロシア軍のウクライナ侵攻を境に、中国が台湾に侵攻してくるのではないか、とする安全保障上の脅威が、自民党の防衛部会や保守系の論客の間で叫ばれている。実際に「ロシアや中国の海軍艦艇による海峡通過などが、ウクライナ侵攻前の5カ月間と比べ、侵攻後の約5カ月間は約2・3倍に増加している」(7月20日・産経新聞)という報道があり、また、尖閣諸島における中国公船による挑発行為は続いている。しかし、鳩山元首相は、軍事的緊張を高めるべきではないとして、日本の防衛力強化に疑問を投げかけている。3回連載となる鳩山由紀夫氏が語る外交・安保論、第2回は、ペロシ訪台で話題沸騰中の台湾有事・韓国について――。

鳩山由紀夫「ウクライナ侵攻はアメリカが仕掛けた。武器提供をすぐに停止せよ」…3回連載「日本の贖罪」#1

鳩山由紀夫「ウイグル報道の95%は疑わしい」「G8ロシア外しは間違い」「敵基地攻撃能力はいらない」…3回連載「日本の贖罪」#3

中国を怒らせたのは日本。尖閣諸島国有化は最大の過ちだった

――ロシアは、報道の自由がかなり制限されていますが、形式的には民主主義です。中国や北朝鮮は民主主義ではない。韓国は民主主義であり、かつ現政権には親日的な部分も感じますが、これまでの政権は日本に厳しく対応してきました。逆に、台湾は、民主主義で、かつ親日的です。

 そういったことを背景に、台湾を応援する日本国民は多いようにも感じますが、鳩山氏は、この状況をどう見られていますか。

 中国人は、先ほども述べたように日本に憧れを持っています。日本のことが嫌いじゃないのです。ただ、中国の一部メディアが、第二次世界大戦で侵略したかつての日本の姿を流し続けているのも事実です。一般の中国人は両国が平和であってほしいと願っています。実際に、コロナ前には中国人が日本に大挙して来て、爆買いしていきましたよね。そのくらい日本に魅力を感じているわけです。

 日本と中国の間には、いわゆる歴史問題があって、日本が侵略した責任をどう感じているのかということや、従軍慰安婦問題、首相の靖国参拝問題などが俎上に載せられました。それらをうまく棚上げし、政治的に解決をしたはずだったのですが、日本政府によって再度問題化され、動かされてしまっているのが現状です。

台湾に加勢したら、日本は今のウクライナのようになる。台湾有事は日本の終わり

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