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元ドイツ証券副会長「2023年は日本経済が世界で一番成長する」インバウンド、円安、好条件がそろいすぎた!

 先日公開した記事が大好評だった元ドイツ証券副会長で投資ストラテジストの武者陵司氏。

 今回は2023年がなぜ日本経済のターニングポイントとなるのか、そして円安で日本経済が復活し、日経平均3万5000円に到達するのはなぜなのか、あらためてお話しいただいた。全3回インタビューの1回目。

2023年は「失われた30年」がついに終わる年になる

 世界的に見れば2023年は景気減速(後退)の年になると思いますが、日本に限ってみれば、逆に成長率は加速する可能性があります。結果として、2023年は「失われた30年」が終わり、日本経済が劇的に復活する年になるかもしれません。

 そもそも株式市場においては、アベノミクス景気によって「失われた20年」はすでに終わっていると見てよいでしょう。2012年の後半あたりには8000円台だった日経平均株価は、2022年までに3倍以上に膨らみました。このように、株式市場においては「失われた20年」は終わっていました。

 そこにきて2023年です。今回は実体経済においても「失われた30年」が終わります。足元では、以下の3つの理由があります。

 まず、日本経済のファンダメンタルズは先進国の中でもとりわけ優れています。IMF(国際通貨基金)が2023年1月に発表した2023年の成長見通しでは、米国が1.4%、ユーロ圏が0.7%なのに対して、日本が1.8%です。さらに、OECDの11月時点の見通しでも米国0.5%、ユーロ圏0.5%に対して日本は1.8%と予測されています。

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この記事の著者
武者陵司

株式会社 武者リサーチ代表。1973年 横浜国立大学経済学部卒業後、大和証券に入社。1988年大和総研アメリカでチーフアナリストとして米国のマクロ・ミクロ市場を調査。1997年ドイツ証券調査部長兼チーフストラテジスト。2005年ドイツ証券副会長を経て、2009年 株式会社武者リサーチを設立。2021年9月までドイツ証券株式会社アドバイザーを務める。『日経平均は4万円になる!』(宝島社新書)など著書多数。

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