4年で1億円をつかんだトレーダー「株式投資」「FX」マイルール…1日で600万円儲けた日
銀行で培った知識を生かして27歳で投資を始め、その4年後には資産1億円越えを達成した投資家・YS氏。豊富な為替知識を生かして現在も資産を積み上げ、ブログやTwitterなどでドル円の動向を配信し続けるYS氏に、これまでの投資人生や投資における“マイルール”を伺った。
銀行で学んだ為替の極意
9年ほど前、私は新卒で銀行に就職しました。しばらくは現場にいましたが、別の銀行との合併が決まったタイミングで本部へ異動に。銀行がお金を支出する際には「稟議書」を書く必要があるのですが、その稟議書を書く係に配属されました。
現場にいたころは、お客さんに「為替ってどうして動くんですか」と言われてもうまく返せなかった経験もありましたが、稟議書を書く上では為替の動き方や機関投資家としての考え方を深く学ぶ必要がありました。そこで、「為替って奥が深くて面白いな」と思うようになったんです。
当時はちょうど、米国株ブームの火付け役となる人たちがちらほら現れ始めたころ。業務での学びや彼らの発信によって、私自身も米国株に興味を持つようになりました。
ただ、私たち日本人が米国株を買う場合、多くの場合円をドルに変える必要が生じます。もしよくないタイミングで米国株を買えば、為替と米国株で二重の損をかぶってしまうおそれがあるわけです。そこで、「せっかく為替の知識を持っているのだから」と思い、SNSやブログで為替の情報を配信することに決めました。
見切り発車で会社を退職
一方でそのころ、銀行勤めには限界を感じていました。合併したばかりの銀行では、現場が本部に「もっとこうしてほしい」と望むこともたくさんありました。でも、現場がどれだけ要望しても、本部では議論すら進みません。
私は現場が好きだったので、だんだんと何も変わらない環境が苦痛になってきてしまったんです。「現場に戻してほしい」ともお願いしましたが、異動したばかりだったのでその願いも叶わず。思い切って銀行をやめることにしました。