陰謀論の沼にハマりこむ…ツイッターで見かける「自分を客観視できない、社会性を失った人」

イーロン・マスクによる買収以来、Twitterにはさまざまな変化が現れた。Twitter社自体が「トレンド操作」を行っていたのではないかとの噂も尽きず、これまでのビジネスモデルからの転換を図るTwitterに対して不安視する向きも広がっている。みんかぶプレミアム特集「ツイッターの真実」第5回は、不確かな情報への向き合い方について、陰謀論を追いかけ続ける黒猫ドラネコさんにうかがった。
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Twitterが嫌なら使わなくてもよい
イーロン・マスク氏によるTwitter買収に関するニュースを見ない日はない。
同氏は、永久凍結とされていたトランプ前米大統領のアカウントを復活させるなど、その思想の影響の良し悪しは問わず「言論の自由」を第一としたいようだ。認証バッジの販売など有料サービスにも力を入れる方針で、広告主体のビジネスモデルからの転換を目指している。
それはつまり、課金次第でパワーバランスの偏りも生じてしまうわけで、およそTwitterをクリーンな空間にする気はないことがうかがえる。
ただ、よく考えてみればTwitter社はあくまでも利益を追求する企業。主張のために多くの公的機関や著名人が利用し、今日まで公共性が積み上がったサービスとはいえ、ユーザーは自らの意思で好き勝手に便利に(しかも無料で)使わせてもらっていたに過ぎない。
何かが変わってしまうからといって強く文句を言う権利はない。せいぜい使いづらくなったと愚痴を投稿するか、どうしても嫌なら利用しなければいい。このところTwitterと似たようなSNSへの移行を宣言する人もチラホラ見かける。