「国民的アイドルの全裸画像も手に入る」週刊誌エース記者のツイッター活用術…知らない間に調べられている

独調査会社スタティスタによると、日本では5895万人が利用するツイッター。それだけ多くの情報も日々行き交っている。もちろんその中には、持っているだけで金になるような「お宝情報」も多く含まれている。みんかぶプレミアム特集「ツイッターの真実」第6回では週刊誌のエース記者にツイッター活用術を聞いた――。
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検索機能で容疑者の同級生を見つけ出す
「週刊誌の一面を飾るスクープを取るうえで、Twitterは大きな武器のひとつになっています」
大手週刊誌の事件記者であるA氏はそう話す。週刊誌の編集部は大きく事件班、政治班、芸能班、グラビア班の4つに分かれており、A氏のような事件記者は、主にワイドショーを騒がせている事件の容疑者の素性を洗っていくことが主な取材である。
今月であれば静岡県裾野市のさくら保育園で起きた園児虐待事件が話題となっているが、逮捕された3人の元保育士たちは「どういった経緯で保育士となったのか」「普段はどんな人物だったのか」、各誌の事件記者は彼女たちの素顔を追っているところだろう。そういった容疑者の周辺取材において、Twitterは欠かせない存在となっているようだ。A氏が続ける。
「さくら保育園の事件ですと、こんなに酷い虐待をしてしまう保育士は一体どんな人物なんだってことを世間はやっぱり知りたいわけじゃないですか。それを知るには、容疑者の学生時代の同級生や職場の同僚などに話を聞くのが正攻法です。ひと昔前までは現場の周辺でひたすら聞き込みをするのが常でしたが、今はそれと同時にTwitterも活用しています」
「〇〇〇〇(容疑者の名前) 同級生」「〇〇〇〇(容疑者の名前) 同じクラス」などとTwitterで検索をかけると、「〇〇〇〇(容疑者の名前)、中学のとき同じクラスだったわ」といったつぶやきが出てくることがある。そのつぶやきの主にDM(ダイレクトメッセージ)で取材の旨を伝えれば、数時間後には有力な証言が得られることもあるのだという。