プロが警告する絶対に買ってはいけない地雷投信&6000本から選び抜いた投信“極秘リスト”…銘柄採掘の6ポイント

お金は増やしたいけれど、投資にかける時間がない忙しい方におすすめなのが「ほったらかし投資」だ。ほったらかし投資は、手間なく堅実にお金を増やせる手法ではあるが、意外な落とし穴もある。みんかぶプレミアム特集「ほったらかし爆上げ投資」第3回では、経済ジャーナリストの頼藤太希さんが、正しいほったらかし投資の方法と、ほったらかし投資におすすめの厳選投信、そして買ってはいけない「地雷投信」の見分け方を指南する。
目次
「ほったらかし投資」正しい定義と誤解しがちな点は?
ほったらかし投資は、文字どおり、一度投資をスタートしたら、あとは勝手に投資が進み、お金が増えていく投資です。具体的には、自動的に長期・積み立て・分散投資ができるように設定しておくことを指します。「ほったらかし」と言うと、少し不真面目に聞こえるかもしれませんが、長期・積み立て・分散投資は、投資の王道とも呼ばれる手法です。
「長期」は、数十年という長い期間で投資すること。リスクを減らし、世界経済の成長とともに利益を得ることが期待できます。「積み立て」は、毎月一定の金額ずつ投資すること。市場の変化に左右されずに淡々と続けることで、平均購入単価を下げ、少しの値上がりでも利益が出やすくなります(ドルコスト平均法の効果)。そして「分散」は、さまざまな商品に分けて投資をすること。仮に投資先のどれかが値下がりしても損失を抑えられますし、他の投資先の値上がりでカバーすることも期待もできます。
ほったらかし投資におすすめなのは、投資信託です。投資信託は、投資家からお金を集めて、数十から数百の投資先に分散投資している商品。コツコツと長期間買い付けることで、長期・積み立て・分散投資が実現します。
投資信託は、つみたてNISA(少額投資非課税制度)やiDeCo(個人型確定拠出年金)といった仕組みでも、主役の投資先です。つみたてNISAやiDeCoを利用すると、税制優遇の恩恵を受けながら、お金を堅実に増やせます。
もっとも「完全にほったらかし」にできるわけではありません。大切な自分の資産ですから、せめて年に1度は増えたか減ったか、状況を確認しましょう。また、投資先の資産の値上がり・値下がりによって資産配分がずれていたら、配分比率を元に戻す「リバランス」をするなど、ときにはメンテナンスも必要です。
失敗しない「ほったらかし投資」投信選び、6つのポイント
日本で販売されている投資信託は約6000本。このなかから、ほったらかし投資に適した投資信託を選ぶポイントを紹介します。