辻元清美も太鼓判! 偽ブランド転売で検挙「立憲・足立区議」辞任劇…SNSで支援者ら「偽物販売だけで辞める?ピンと来ない」と疑問

立憲民主党から足立区議会議員選挙に出馬して、初当選した和田愛子氏が辞任した。ルポライターで作家の日野百草が足立区を取材した――。
偽ブランド転売で検挙されたのを隠して出馬
立憲民主党から足立区議会議員選挙に出馬して初当選した和田愛子氏が、偽ブランド品の転売で書類送検されていたことが発覚した。4月の統一地方選挙前の3月、警視庁が商標法違反容疑で書類送検、5月9日に罰金20万円の略式命令が出されていた。
区議選の告示は同月14日、つまり、和田愛子氏は偽ブランド品の転売で書類送検されたことを明かすことなく選挙に出馬、5115票の区民の票を得て当選したことになる。
もっとも、朝日新聞の報道によると、これまでも偽ブランド品を転売していたとの捜査関係者の話もある。ただし本人は「送検容疑以外で、偽ブランド品を販売したと認識しているものはない」と取材に答えている。
「和田愛子? 私は票を入れてないけど、人気があったのは知ってます」
彼女の選挙区である足立区、竹ノ塚駅近くで犬を連れて散歩をしていた女性に話を聞く。他の駅周辺の方々にも聞いたが、今回の事件で「和田愛子」という名前を知ったという方も多かった。
「足立の恥だね、せっかく最近は街のイメージが上がったのに」
もっともな話で、先の統一地方選挙、この足立区議会議員選挙は、定員45人に対して64人が立候補している。なかなか全員の名前を、まして区市町村の選挙となると覚えている人は少ないだろう。しかし今回の事件発覚で、和田愛子氏の名前はある意味、全国区となってしまった。