滋賀大、小樽商科大…入試難度それほどでも就活”鬼強”なコスパ最強文系大学リスト! ゴールドマンサックス、三菱商事に続々就職

大人気学歴評論家のじゅそうけん氏に、「意外と入りやすいのに企業からの評価が高い、コスパの良い大学・学部(文系編)」というテーマでご寄稿いただいた。コスパの良い理系大学編、大学受験最高コスパ攻略編も含めた連載全3回の第1回。
文系の大学・学部選びにおいては、出口となる就職実績の良さという観点はマスト
大学の本来の目的は「専門の学術を深く学び、その成果を広く社会に提供し社会の発展に寄与すること」(文部科学省『大学の目的』)なのだが、実際のところ、受験生にとって学部の中身や研究対象は二の次となり、出口である「就職先」を意識して大学・学部選びをしているケースはかなり多い。
特に文系の学部は、実質的には、就職予備校化しているといっても過言ではない。
純粋に学問を極めたいという動機で入学する学生は今どきかなりレアなのではないだろうか。特に私立文系の学生は、「人生の夏休み」「モラトリアム期間」を謳歌しつつ、大学のブランド頼りでできるだけ年収の高い企業に就職できれば良いといった価値観を持つ者が多いように感じる。
情けない話だとがっかりする方も多いだろうが、文系学生の大多数が「入学偏差値が高くブランドがあるから」「就職先が良いから」といった理由で大学学部選びをしているのが現実なのである(私もその一人だ) 。
そんな文系学生たちに向けて、今回は入学偏差値と卒業後の就職先で見る「コスパ」という観点で、私がとっておきの5大学を厳選した。じゅそうけんおすすめのお買い得大学・学部を紹介する。
コスパの良い大学その1は、誰もがよく知るあの大学です
コスパの良い大学その1は、慶應義塾大学だ。以前執筆した「早稲田vs慶應」記事にも書いたが、やはり慶應の就職力は別格である。