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日本人が戸籍から開放される!譲渡することができないNFT「SBT」が持つ無限の可能性に永田町が注目

譲渡することができないNFT「SBT」

「ソウル・バウンド・トークン」(Soul Bound Token、通称「SBT」)とは、個人や組織のデジタル資産であり、他の人に売ったり渡したりできない特別なトークンである。例えば、学歴や職歴の証明書や個人データ、イベントへの参加証明などに使える。これを使うと、大事な情報をデジタルで安全に保管できるようになる。NFTを理解している人であれば「譲渡することができないNFT」といえば分かりやすい。

 Soul Bound Tokenの実証実験を行う「SOLIZE社」(東京都千代田区)によれば、「(Soul Bound Tokenを)デジタル社員証として発行することで転送・転売の防止、権限・閲覧制限の設定、コミュニケーションに活用可能なことなどを確認しました」(3月1日、プレスリリースより)という。日本社会での浸透が試みられつつあるのが現状だ。 ただ、やはり文系読者にとって聞き慣れない言葉も多いので、順を追って説明しておこう。

  後ろの言葉から説明しないと、よくわからないので、まず「トークン」から説明したい。「Token」とは、代用物や象徴といった意味を持つ言葉だ。これは、特定の価値や権利を表すデジタルなものを指している。例えば、トークンはゲームで使われる仮想のコインやポイントのようなものだと考えてもらえると分かりやすいかもしれない。ゲームでアイテムを買ったり、特典を手に入れたりするために使われることがある。

「魂」を安全に保管することができる

 ただし、トークンは、それぞれが独自のルールや使い道を持っているから、使う前にそのトークンのルールや制限を理解することが大切だ。トークンはデジタルなので、安全な管理やセキュリティにも気を付ける必要が生じる。

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この記事の著者
小野山大翔

フリージャーナリスト。大阪大学卒。旅行会社勤務を経て、出版社にて雑誌記者。その後独立。

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