「国民を馬鹿にしている」エッフェル姉さん・松川るいは雲隠れで火消しに成功、内閣支持率は上昇の闇「ネクスト松川はこの女性議員」

支持率下落に悩む岸田文雄首相が起死回生のため近く内閣改造・自民党役員人事に踏み切る。「ポスト岸田」を狙う茂木敏充幹事長や河野太朗デジタル相らの処遇が焦点となっているが、もう1つの注目点は重要ポストへの女性起用だ。ジェンダーギャップ指数が世界最低水準にある日本は女性閣僚が全19人中2人にとどまっており、高市早苗経済安保担当相の交代論もくすぶる。
経済アナリストの佐藤健太氏は「『エッフェル姉さん』『ニョッキ松川』『松川るい16世』などとさまざまな異名がつけられた松川るい参院議員には、従来重要ポスト起用が期待されていたが、今回の騒ぎで遠ざかった。首相にとって大胆な女性起用は賭けになるだろう」と指摘する。
フランス研修炎上を受けた松川るいは女性局長を辞め、火消しにとりあえず成功
8月22日、自民党は女性局ニュースのトップに「女性局フランス研修について」と題した一文を掲載し、お詫びの言葉を並べた。女性局長だった松川参院議員や今井絵理子参院議員といった女性局メンバーら38人が7月下旬にフランスを訪問し、エッフェル塔を背に松川氏ら3人が両手を頭の上で合わせる「エッフェル塔ポーズ」を笑顔でとっている写真をSNSに投稿。「税金で観光旅行に行っているのか」「国民感覚とはかけ離れている」などの批判が殺到したことを受けてのものだ。