西麻布自慢をするのは大体地方出身者…なぜ庶民は立ち入ってはいけないのか。あなたには鶯谷や竹ノ塚がお似合いだ

元陸上自衛官でありながら、「意識低い系インフルエンサー」と呼ばれているぱやぱやくん。西麻布や六本木というラグジュアリーな街とは無縁な質素な生活を送っているそうだが、先日知人に連れられ同エリアを訪れたという。そんなぱやぱやくんが、西麻布に想いを馳せる――。
日本において、最も成功したパーティーピーポーが集まる街、東京都港区。
その中でもオシャレでスノッブな人たちが集まる街が「西麻布」なのです。ただ、私は西麻布に訪れたときに「西麻布の本質はテーマパークであり、失った青春を取り戻すためのディズニーランドだ」という感想を持ちました。
なぜ私がそう思ったのかを、今回の記事で解説をしていきます。
目次
タクシーに乗れない貧民は西麻布までたどり着けない
都内で多くの人が通勤・通学で利用し、使用する頻度が多い路線といえば「山手線」「中央線」ですが、西麻布はその2線が通っていない空白地帯に位置します。東京に住んでいても西麻布に行ったことがない人たちが多いのは、普段使う路線とは関係のない場所にあることが理由です。
さらにいえば、西麻布には地下鉄にも「最寄り駅」がありません。六本木駅と広尾駅の中間地点にあるため、「西麻布駅」は存在しないからです。そのため、西麻布で遊ぶ人たちはタクシーでアクセスをすることが多くなります。渋谷・表参道・恵比寿・代官山で飲んでいるお金持ちが、「2軒目は西麻布かな」とタクシーに乗り込んで西麻布に行く姿をよく見かけますが、西麻布とはお金持ちしかアクセスできないようになっているのです。
私のような貧乏な田舎者は「じゃあ、今日は西麻布でも行ってみるかな」とならないどころか、「あんたはお呼びではない」という気がして踏み入れることができないサンクチュアリ(聖域)となっています。
西麻布にいるのは「すでに何者かになった人たち」
もし、あなたが海岸に流れ着く流木のように、運よく西麻布にたどり着いたとしたら、「西麻布にいる人たちは一味違うなぁ」と思うでしょう。