「札幌ドーム」と「日ハム新球場」の残酷な明暗…着々と外堀埋められ、命名権募集締切が延長も応募ゼロで打つ手なし「新球場は絶好調」

就任3年目を迎えた新庄剛志監督(52)の采配に期待が集まる北海道日本ハムファイターズ。開幕戦にも勝利し、幸先の良いスタートを切った。
その一方で苦境を迎えているのが、日ハムに出ていかれてしまい、経営状況が悪化している札幌ドームだ。起死回生の策としてネーミングライツを募集したものの、やはり上手くいかなかったーー。札幌事情に詳しいライターの小林英介氏がレポートする。
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ネーミングライツ応募なく契約するまで延長…2.5億円でネーミングしたい企業はやはりいなかった
札幌ドームは新しい名称、いわゆる命名権(ネーミングライツ)を募集していたが、命名権の応募が2月29日の応募締切までに一つもなかったことから、札幌ドーム側が応募期間を当面の間延長することになった。締切は設けず、契約締結まで募集するという。
札幌ドームとしては、新しい名称を冠して4月1日から心機一転、頑張ろうと考えていたに違いない。しかし、残念なことに応募する企業等は一つもなかった。これが現実だろう。