東大芸人・大島育宙が「とにかくすごい」と語るPRODUCE 101のビジネスモデル…半ば推奨されている「切り抜き」が順位を左右する

いまや当たり前のように使われている「推し」という言葉。若い子は推しがいるという前提のもと、新入社員が「君の推しは誰?」などと聞かれるケースもあるという。エンタメ解説・映画ドラマ考察のYouTubeチャンネルが人気の東京大学法学部卒業の芸人・大島育宙氏(XXCLUB)は、そんな流行語のように飛び交う「推し」という言葉に対してモヤモヤとした感情を長らく持っていたという。みんかぶプレミアム特集「推しの経済学」第七回。
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「推し」という言葉が“自分ごと化”できなかった
もともと、僕は「推し」っていう言葉自体があまり好きじゃなかったんです。何か一つのものを好きになるっていうことが、自分の人生の中でほぼなくて、例えば好きな作家がいたら、作家に影響を与えた人まで広げて読むし、その作家に隣接する人のことを読む。そうしていくうちに、全体像を把握するっていうことの作業に時間がかかるわけです。