東大卒不動産評論家「晴海フラッグはおすすめしません」…転売で億万長者続出!「イマイチ感」がある物件に明るい未来はあるのか

東京都内のタワマンの中でも、特に注目を浴びているのが、タワマン・晴海フラッグ(HARUMI FLAG)だ。軒並み値上がりしている他のタワマンに比べて、比較的コスパが良いという評判から、実需と投資需要の両方から買いが殺到している。
とはいえ、今から晴海フラッグを買うのはどうなのだろうか。東大卒不動産評論家の牧野知弘氏は、「築地育ちの私からしたら、晴海フラッグはおすすめできません」というーー。
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タワマン・晴海フラッグが大人気…販売における最高倍率はなんと266倍
東京五輪選手村跡地に建設されている分譲・賃貸マンション「晴海フラッグ」が大人気です。
晴海フラッグは、五輪選手村跡地に分譲19棟4145戸、賃貸4棟1487戸のほか商業施設や介護住宅、保育施設などを併設した巨大マンション群を開発するプロジェクト。五輪レガシーはもちろん、希少な都心立地にもかかわらず販売価格が周辺時価の2割から3割安いことがあいまって、最高で266倍もの高倍率の住戸が出現するなど大変な人気物件となっています。
晴海フラッグにはちょっと「イマイチ」感がある
すでに販売が終了し、物件引き渡しが終了した板状棟に加えて昨年より、新築されるタワー棟2棟1455戸(25年10月引渡予定)の分譲も開始されていて、今年5月中旬開始予定の第2期(最終期)をもってすべての販売が終了します。最後の募集を前に、大人気の晴海フラッグ、乗り遅れてはなるまいと、抽選に手ぐすね引いている人もいると聞きます。