「コア・サテライト戦略でFIREを目指す」パワハラきっかけで投資を始めた“億超え投資家”の投資ルール「FIRE達成ロードマップ」

兼業投資家の中には「FIRE」を目指す方もいるだろう。しかし、その達成に向けた具体的な知識を得る機会は意外と少ない。今回注目するのは、ブラック企業で働く傍ら投資をスタートし、現在では「プロの窓際」としてXでFIRE達成までの過程を発信している、ねこマン窓際☆FIRE 億猫万太氏(X:@Fire_2025_)。
2022年には“億り人”となり、FIRE達成を目前に控える兼業投資家だが、彼はどのようにして現在の資産を築いたのか。みんかぶ短期連載「億超えの兼業投資家が示す、FIREへの道筋」第1回では、ねこマン氏の投資遍歴と投資におけるマイルールについて話を伺った。
目次
「パワハラ」がきっかけで投資を開始
――まず、ねこマンさんの投資遍歴について教えてください。
「パワハラ」が投資を始めるきっかけとなりました。30歳くらいから職場でパワハラを受け、「この人生が続くとヤバいなぁ……」と感じまして。
そのころから貯金を始め、自分の経済力を増やして早く社畜から脱却しようと考え、2015年ごろに投資をスタート。深刻な危機感がなければ、本格的に取り組むことはなかったかもしれません。
――そんな経緯が……最初は、どのようなところへ投資したのでしょうか。
最初から米国株インデックスへ投資していました。私が投資を始めた2015年ごろは、米国株での特定口座が開設でき、手数料も抑えられるようになり、投資の環境が整ってきていた時期でした。
当時は米国株やETFはまだ一般的ではなかったのですが、米国株のインデックスを見てみると、日経平均よりもパフォーマンスが良かったんです。そうであれば、わざわざ日本株へ投資する必要はないなと思い、米国株インデックスへの投資を決めました。