億超えの兼業投資家が銘柄選定の極意を明かす「車、保険など大きな固定費は…」財テク術

兼業投資家の中には「FIRE」を目指す方もいるだろう。しかし、その達成に向けた具体的な知識を得る機会は意外と少ない。今回注目するのは、ブラック企業で働く傍ら投資をスタートし、現在では「プロの窓際」としてXでFIRE達成までの過程を発信している、ねこマン窓際☆FIRE 億猫万太氏(X:@Fire_2025_)。
2022年には“億り人”となり、FIRE達成を目前に控える兼業投資家だが、彼はどのようにして現在の資産を築いたのか。みんかぶ短期連載「億超えの兼業投資家が示す、FIREへの道筋」第2回では、ねこマン氏の銘柄選定の極意や、今日から実践できる兼業投資家の財テクについて話を伺った。
目次
個別銘柄は保有しない。大型銘柄のみ
――ねこマンさんの銘柄選定の極意を教えてください。
リーマンショックやコロナショックといった、金融危機を経験してもなお存続している銘柄を選定するよう心掛けています。
具体的には、強制償還が発生しておらず、一定の歴史を持ち、なおかつ資産規模が大きな高配当ETFを選んでいます。特に、資産規模が小さいと解散リスクが高まるため、その点には特に注意を払っています。
――資産規模の基準はありますか?
現在、私が保有しているのは大型銘柄のみで、資産規模は最低でも1,000〜2,000億円程度はあることが望ましいですね。ですが、私のポートフォリオは非常にシンプルで、個別株は保有せず、債券、米国株ETF、高配当ETFの3つのみを保有しています。
知る人ぞ知る「超高配当ETF」を教えます
――ねこマンさんのブログによると、5〜10%の配当利回りを得ているとのことですが、具体的にどの銘柄を運用しているのでしょうか?