モテコンサル「婚活で売れ残る、当たり前女子と割り勘男子の正体」20代美女を口説ける中年おじさんと、10歳以上年上の男性を求める年下美女の特徴

婚活サービスの市場規模が拡大している。三菱UFJリサーチ&コンサルティング「マッチングアプリの動向整理」によると、2021年には768億円だったオンライン恋活・婚活マッチングサービス市場は、2026年には1657億円まで拡大すると予測されている。やはり、自らの要望を満たす結婚相手を独力で見つけ出すことが難しいためなのだろうか。
今回は、結婚相談所「ナレソメ予備校」を運営するモテコンサル・勝倉千尋氏に、自身の理想の結婚相手を見つけるためのポイントなどを伺った。「アラフォー男性でも20代女性を射止める男性には共通点があります」と同氏は話す。いったい、どんな共通点なのかーー。みんかぶプレミアム特集「モテの法則」第3回。
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婚活では「当たり前女子」と「割り勘男子」が売れ残る
結婚相談所「ナレソメ予備校」を運営する中で、たくさんの婚活女性と出会ってきました。そこでわかったのは、婚活で成婚できない女性には「当たり前女子」が多いことです。
「当たり前女子」というのは、「奢ってもらって当たり前」「男性がリードしてくれて当たり前」などと、すべて受け身で男性がなんでもしてくれて「当たり前」と考えている女性のことです。
少し前まではそうした意識でも成婚できたかもしれませんが、今では婚活トレンドが変わりつつあり、「当たり前女子」は男性から選ばれ辛くなっています。なぜなら、女性の中にも「ありがとう女子」という、当たり前女子とは逆に感謝の気持ちを持って接してくれる、謙虚で心の整った女性もいるから。
男女平等意識の浸透もあり、一緒に食事をしたときも「少しは払ったほうがいいよね」と思える「ありがとう女子」が増えてきています。
そうなると、男性も本音では「デートの食事代も多少は払ってもらえると嬉しい」と考えているわけですから、当然、全部奢りではなく、自分の食事代をいくらかでも支払ってくれる女性のほうを男性も選ぶわけです。
だから、「奢ってもらって当たり前」という女性は必然的に、売れ残ってしまいます。
最近ですと、住宅もペアローンで購入する夫婦も増えてきていますよね。そんな最近の傾向について私がエックスで発信していたら、「ペアローンを組ませる男なんて、最低だ!」と噛みついてくる女性がいました。婚活をしているハイスペック男性の中にも「ペアローンを組んで税制上のメリットをとりたい。二馬力で憧れの住宅を購入したい!」という方が一定数いるわけで、さらに「ペアローンを組んで、自分たちの住みたい家に住もう!」と言ってくれる女性も存在しますから、「私は絶対に金を出したくない、ペアローンなんて絶対に嫌!」となってしまう時点で、ライバルが多く女性をいくらでも選べる人気な男性と成婚する可能性が少なくなってしまうわけです。
男性でも、いつでもどこでも女性に割り勘させる「割り勘男子」は婚活で売れ残りやすいですが、それと似たようなことが女性にも言えるようになってきたんですね。
年収400〜500万円はある稼げる女性がモテるように…同年代婚が増え、年上男性の人気は落ちてきている
「当たり前女子」ではなく、男性との食事代を支払える女性がモテるようになってきたということは、つまり、稼げる女性がモテるようになってきた、ということです。
婚活市場を見ていても、従来であれば「バリバリ働く女性」ということで敬遠する男性もいた400〜500万円以上しっかり稼げるレベルの女性が、婚活男性からモテるようになってきています。つみたてNISA制度を活用して資産形成をしているようなリテラシーの高い女性も、結婚市場においてはプラスに評価されることが増えてきました。そのあたりは、婚活トレンドが変わってきたな、と感じるところです。
一方で、女性がお金を出すようになったわけですから、当然ながら、逆に女性は男性にお金以外の部分のサポートを求めるようになってきています。たとえば、家事・育児ができる男性ですね。
そうなると、今までであれば「お金さえあれば10歳年上の男性でもいい」と考えていた婚活女性も、「自分も稼げるので年収はそれほどではなくても、もっと年齢が近くて、家事育児も協力的で、ビジュアルも多少かっこいい男性がいい」と考えるようになるのは当然です。だからこれまで以上に、年の差婚は難しくなってきていると感じます。
とはいえ、女性も年をとっていくと成婚しにくくなるのは同じです。ナレソメ予備校で分析している婚活データを見ると、たとえば33歳と34歳の間で成婚可能性に差があるのもわかっています。女性が歳をとるにつれて婚活市場で不利になり、20代のときなら選ばなかったような男性に「妥協」せざるを得ないこともあるわけですから、ライフプランとして結婚を考えている女性は、早いうちに婚活するに越したことはありません。