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資産3億円の個人投資家が明かす「2025年の注目銘柄5選」今年大化けしそうな企業とは

kenmo

本稿で紹介している個別銘柄:豆蔵デジタルHD(202A)、グローバル・リンク・マネジメント(3486)、Jトラスト(8508)、トヨクモ(4058)、FCE(9564)

 今回が3度目のインタビューとなる個人投資家資家kenmo(X:@kenmokenmo)氏。2024年には、資産を約3億円にまで伸ばしており、その運用方法にさらに磨きがかかっている。全3回にわたるインタビューの最後は、氏が2025年の株式市場をどのように見ているのか、展望や注目銘柄、そして投資家に対するアドバイスを得た。

目次

2025年は企業再編やM&Aがさらに進む

ーー2025年の株式市場について、どのように見ていますか?

 ホンダと日産の合併話が2024年末に出ましたが、企業再編やM&Aが2025年はさらに進むと予想しています。これまで企業再編は大企業中心の動きでしたが、2025年はグロース市場の銘柄にもその動きが波及するのではないでしょうか。

ーーグロース市場は低迷が長く続いていますよね。

 これまでは低迷していましたが、2025年はグロース市場復活の年となる可能性があります。理由としては2つあります。1つ目は上場維持基準に関する経過措置期間の終了、2つ目はグロース市場改革の流れが始まりつつあることです。

 まずは1点目について解説します。2022年4月にプライム、スタンダード、グロースの3つの新市場区分に移行しましたが、既に東証に上場していた企業に対しては、新しい上場基準に満たなくても各市場に上場することができる経過措置が設けられました。

 しかし、2025年3月以降に到来する基準日から、全ての上場企業に対して本来の上場維持基準が適用されることになります。基準に抵触した企業は、1年間の改善期間が設けられた後、監理・整理銘柄に指定され、その後原則6か月間で上場廃止となります。2025年から時価総額など上場維持基準を満たすことができない企業はMBOなどで非上場化や上場維持のため真剣な株価対策などが迫られます。どちらとなっても投資家にとってはプラス要因です。

「蛍光灯2027年問題」によりLED需要が拡大の可能性

 2点目については、東証が2024年12月10日に「グロース市場における今後の対応」という文書を公表しました。すべては触れませんが、上場企業の社長という立場のみに満足している経営者に対しM&Aによる企業売却など、企業の新陳代謝を促す内容が盛り込まれていました。東証がどうやら本気でグロース市場改革を進めようとしている雰囲気があり、今後グロース銘柄のM&Aなどが加速する可能性があります。流れが一度始まると、右にならえとなり流れが加速するのではないでしょうか。

 一方で、グロース市場に関しては利上げの影響を大きく受けますので「グロース市場大復活」といったような薔薇色のイメージは持っていません。

ーー2025年に注目するセクターはありますか?

 まだほとんど注目されていませんが、「蛍光灯2027年問題」というのがあり、動向を注目しています。蛍光灯の製造と輸出入は、2027年末までに禁止されることが決まっています。順次LEDに置き換わりますが、2025年から蛍光灯2027年問題が話題となりLED需要が拡大する可能性があります。

SI、貸金業…注目の5銘柄

ーー現在注目している銘柄について教えてください。

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