美しすぎる分析!金融アナリスト三井智映子が語る「至極のルール」…負けない投資術

2001年から芸能活動を開始し、テレビ、CM、舞台などに出演。その後金融アナリスト・個人投資家としての道を切り開いた三井智映子さん。彼女がどのようにして投資に目覚め、成功と失敗を糧に学びを得てきたのか。全3回にわたるインタビューの第1回は、「金融アナリスト、個人投資家」としての哲学と実践的なアドバイスを聞いた。
目次
華々しい芸能デビューと投資家への転身
ーータレントの三井さんのファンだという方も多いと思いますが、金融アナリストになる前はどんな仕事をしていたのか、改めて具体的に教えてください。
2001年、NHKで放送されていた番組「イタリア語会話」でデビューをし、「真夜中の王国」のMCなど、経験がないなかでしたが3年続けてNHKでレギュラーを任せていただくという恵まれたスタートを切りました。
現在は上場企業のキービジュアルや美容液などのモデルなどをしていて昔からのご縁は大切にしていますが、仕事はほぼ100%投資や金融関連となっています。
ーーなぜ、金融アナリスト・個人投資家になろうと思われたのですか?
芸能事務所を移籍したとき、途端に仕事が激減しました。番組は長くても1~2年、CMは単発で、オーディションという名の就職活動を常にしている状態でした。マネープランの設計ができないと不安を抱えていたのです。
今でこそ、将来に備えるために「副業をする」ことが珍しくありませんが、副業について考える時期を私は世間よりも早く迫られた、という表現がしっくりくる気がします。
タレントで稼いだお金を投資資金に
ーーそれで始められたのが投資だったのですね。いくらからスタートされましたか?
タレントで稼いだお金を投資に充てましたが、最初は「このお金を大きく増やすぞ」などは考えていませんでした。
仕事に活かせる資格を勉強するなかで、「投資もやってみようかな」と緩いスタートだったのです。当時は野菜ソムリエなどが流行していたと記憶しており、その資格も取得しました。投資は数ある選択肢の一つで、最初は何から始めればいいのか迷いながらも試行錯誤していました。
そのため、最初は買いたい銘柄を見つけてお財布と相談しながらの手探り状態。もちろん当時の自分なりに勉強はしましたが、今のように株についての情報が多くない時代なので、情報収集は大変でした。
ーー最初の投資成績はいかがでしたか?
最初はラッキーでプラスでした。経済の勉強をしていたので全体的な相場観は捉えられていたのか、その後も大型株はプラスでしたが、思い入れが強かった中小型はパフォーマンスが悪かったです。
そして暴落を経験。親しい友人が大きく負けているのを見て、恐怖を感じ、そこで一旦撤退することに……。
自分は大きく負けることはなかったので成績としてはプラスマイナスゼロでしたが、友人たちのマイナスを見て勝負に出ることはできませんでした。単純にお金を失う恐怖が勝ってしまったのです。
「ルールを守らなかった」豪ドル円で大きく負け
ーー三井さん自身が大きく負けてしまったことはありますか?