「モテない」の正体…年収もキャリアもあるのに、なぜか異性にまったく相手にされない大人たちへのアドバイス「女性の『疲れた』に『睡眠時間増やせ』は禁句」

金はあるのにモテないのはなぜなのか。それは、周りが金に興味がないわけではない。モテないハイスペは、ほぼ間違いなく自分自身が気付かない問題を抱えているのだ。「おじさんパーカー発言」で数々の著名人を怒らせたコラムニストの妹尾ユウカ氏が、忖度なしで「金はあるのにモテない」原因を語る。みんかぶプレミアム特集「恋活・婚活の真実」第3回。
目次
なぜお金があるのにモテないのか
「そこそこ稼いでいるのに、なぜか恋愛がうまくいかない」
「仕事では評価されているのに、結婚には縁がない」
そんな悩みを抱えている人は少なくありません。特に、経済的に余裕のある男性や、キャリアを積み重ねてきた女性ほど、「自分よりも気楽に生きている人のほうが、なぜかモテる」という現実に直面し、戸惑っているのではないでしょうか。
今回は、そんな社会的には認められている人々が恋愛市場では思うように評価されない理由について、詳しく、そして少し厳しめに解説していきます。
スペックでモテるのは「最初の入り口」だけ
さっそくですが、過去の交際相手や周囲の方から「変わっているね」「つまらない」「プライドが高い」という評価を受けた経験はありませんか?
早々に失礼な質問で申し訳ないのですが、今回のテーマのような悩みを抱える方々を異性目線で見たときに、これらいずれかに当てはまるケースがとても多く見受けられます。
どれだけ高い社会的ステータスを持っていたとしても、そう思われてしまえば、恋愛市場では「扱いづらい」「一緒にいても楽しくなさそう」と判断され、なかなかうまくいきません。もちろん、収入が安定していたり、仕事で評価されていたりすると、特に男性の場合は婚活市場でそれなりの需要があります。ただし、それはあくまでも「プロフィール段階での評価」つまり「スタートラインに立てただけ」にすぎないのです。
女性の「仕事が忙しくて疲れた」という愚痴に男性が「睡眠時間増やした方が良いね」と返すのは禁句…なぜなのか
仕事のコミュニケーションと、恋愛のコミュニケーションはまったくの別物です。「仕事では部下や後輩から頼られ、クライアントとのやり取りもスムーズなのに、なぜか恋愛になるとうまくいかない」これも社会的に優秀とされる人々によくある悩みです。
仕事では「結論ファースト」「合理的な判断」「ロジカルな説明」が求められます。しかし、恋愛では「共感」が何よりも重要。特に女性は、感情のやりとりを大切にするため、「正論」よりも「気持ちをくみ取る力」が求められます。
たとえば、女性が「最近、仕事が忙しくて疲れちゃった」と話したときに、「睡眠時間を増やしたほうがいいね」と返すのは論外。どうしたら疲れが取れるのかを知りたくて話しているわけではありません。
もちろん、男女逆もしかりです。男性が「学生時代より今10kgぐらい体重が増えた」と話したときに、「なるべく飲み会を減らしてみたら? ファスティングもおすすめだよ」なんて言わないでください。彼らは決して、お酒を飲んだり食べ物を食べたら太るということを知らないわけではありません。
こういった返答を続けることは、①で紹介した「つまらない」にカテゴライズされる可能性があります。求められているのはアドバイスではなく、「大変だったね」「頑張ってるね」といった共感の言葉や「そうなの?」「なんで?」といったリアクションです。
恋愛はロジックではなく、感情のやりとり。ここを意識できるかどうかで、モテ度は大きく変わります。