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大物マダムタレント「アレン様」が貯金も投資もまったくしない理由…「投資家なんてシけた男ばっかりじゃない!」極貧時代のバイト話まで

 大物マダムタレントとして活躍中のアレン様。服に月数百万円を使い、海外旅行へ行きまくり、カジノでバカみたいに遊ぶアレン様は、貯金や投資をしているのか。アレン様の「お金の価値観」について、突っ込んでみた。カリスマ・アレン様のお金と人生哲学に迫る短期連載全2回の第1回。

構成/國友公司
撮影/藤中一平

目次

子どもの頃、「経済的には」裕福だった

――アレン様は今、とてもゴージャスな雰囲気にあふれていますが、幼少期はどんな家庭環境で育ったんですか。

 経済的にはごく普通の家庭だったと思います。別に貧乏でもないし、買いたいものも買ってもらえるし、塾にも行けるし、進学校にも行けたし。

――出身は高知県でしたよね。

 ええ、日本のシンガポールね。

――いじめに遭ったことでグレたと著書にありましたが、それまではわりと普通のお子さんだったってことですか。

 ただ、親がなんだかすごく疲れていて、幼少期のときって私のことは放任していたような気がするんですよね。なので、どこかで深い愛情を感じていないと思っていたはずなんですよ。恵まれている環境ではあったけど、学校にも居場所がなかったんで、内面的には満足できていなかったんですよね。というのも、本来の自分を出せてなかったから。オカマであることを隠さなきゃいけない風潮があって、私も隠して生きてきたから。

――気持ちが男じゃないということには、いつ気づいたんですか。

 もう最初から。女性が好きだった時期とか別にないから。本当は「私」って言いたいんだけど、「俺」って言わなきゃ仲間外れにされる中でずっと暮らしていましたよ。家に帰っても親の愛情を感じていないし、学校に行っても自分の居場所がない。だから、すごく閉鎖的で変わった子でした。それで、17歳で実家を出たんですよね。

二度と戻りたくない極貧のバイト時代

――17歳から現在まで、一番お金がなかった時期はいつですか。

 18~20歳ですね。そのときのことはハッキリ覚えていて、当時は東京杉並区の下高井戸に住んでいたんですよ。住んでいたマンションの1階にコンビニのサンクスがあって、超特大うどんが300円で売っていたの。それ一食で1日を過ごしていたときがありましたね。当たり前だけど飽きるし、嫌々食べていたのを覚えているわ。

 しかも、ぶっかけだったんですよ。私、「ぶっかけられる」のは好きなんですけど、いまだにぶっかけうどんは食べられないですもん。当時を思い出してしまうので。

――貧乏だった昔を懐かしく感じるわけではないんですね。

 あのときにはもう戻りたくないとしか思わないですね。本当にいろんなバイトしましたよ。東京靴流通センターとか、「sim」の入れ替え作業とか。「sim」の入れ替えとかよくわからないままやっていたけど。

――もうやりたくないバイトはありますか。

 カラオケ。渋谷にある店で3日働いて、もう2度と働きたくないと思いました。気狂った客しか来ないし、オーダーもドリンク何十杯とか一気に来るし、めっちゃ大変だった記憶しかないの。何回も厨房とフロアを行き来して、ドリンク運んだら「それじゃねえよ、バカ」とか言われて。私、3日で飛んだわ。

 神保町のホテルでベッドメイキングのバイトしていたこともあったわ。連泊の方もいるから盗難防止のためにベッドメイキングって部屋の扉を完全に閉めちゃ駄目なんですよ。他の清掃員が見られるような状態にしておかなきゃいけなくて。ただ、チェックアウトが済んだ部屋は関係ないの。

 私どうしてもその日、ベッドメイキング中にシャワーが浴びたくなって、扉を完全に閉めてシャワーを浴びていたの。そうしたら、チーフが勝手に入ってきて「何してるの?」って言われたわ。私、シャンプーまでしていたから髪が泡だらけで、その日で解雇ですよ。

――そういう時代に戻りたくないから、今、頑張っているっていうのはあるんですか。

 もちろん。ただ、「戻れ」って言われたら戻れますよ。今の生活水準を落とさないように努力はするんだけど、手取りのお給料が仮に「25万円」って言われたら、25万円で暮らせるようにします。

服に月数百万円使うアレン様が大切にしている金銭感覚

――今って何にお金使っていますか。

 お洋服は月に数百万円使うときもあるわ。あとは、旅行にすっごい行きます。

――旅行はどのくらいの頻度で行くんですか。

 先月(2025年1月)は高知県に2回とシンガポールに10日間行ったわ。去年は結構忙しかったから、シンガポールに6回しか行けなかった。日本のシンガポールじゃなくて、リアルシンガポールよ。

――お仕事の今たくさんあると思うんですけど、金額って大切にしていますか。

 はい、もちろん。これちょっと書いてほしいんだけど、私、最初「みんかぶ」のインタビュー蹴ったのよ。マネージャーに金額言われて「どういうこと?」聞いちゃったもん。そうしたら、「その日どうせ取材入ってるんだから。近場に来てもらえるんだったら1件ぐらいこなして帰ってきたら」って言われて。

――対価の金額を大切にする理由はなんですか? 安くても面白い仕事ならするって方もいるじゃないですか。

 だって、極力働きたくない人だから。私、仕事大嫌いなんですよ。私、こんなキャラクターだから、おかげさまでギャラが高い仕事しか来なくなったのよ、最近。

――報酬上げていくコツ聞いてもいいですか。単価を上げていく極意を。

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この記事の著者
アレン様

幼少期から波瀾万丈な人生を歩んできた結果、どんな時も自分を最優先する生き方を貫く姿が、ファンの生きる道標となっている。著書に『アレン様は大変!!ぉ怒りになられてます。』(KADOKAWA)、『一日一枚 アレン様のお言葉とお写真BOOK366』(主婦の友社)、『全てアレン様が正しいでございます』(玄光社)など。

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