5億円投資家「テスラは決算悪くても買い増しOK」勝つのはここだっ!マイクロソフト、メタ…2025年2月米国株決算、完全解説

本稿で紹介している個別銘柄:アルファベットA(GOOGL)、アップル(AAPL)、テスラ(TSLA)
1月下旬から2月上旬にかけて、マグニフィセントセブン(M7)に属する大手ハイテク企業の決算が相次いだ。
しかし、米国株のリーダーとして君臨していたアルファベットA(GOOGL)が市場予測を下回り、また、アップル(AAPL)が前期に続き悪決算を発表したことにより、その株価は軟調な動きを見せている。
こうした不透明な状況が浮上している中、今後のM7を含む米国株の見通しはどうなるのか…。
今回クローズアップするのは、登録者24万人を誇るYouTubeチャンネル『ライオン兄さんの米国株FIREが最強』を運営するライオン兄さん(X:@okane_315)氏と、彼がCEOを務める『Financial Free College』(以下、FFC)の講師である松本侑氏だ。FFC講師である松本氏に、M7を主軸とした米国株の決算をもとに各銘柄の展望と投資戦略について話を伺った。
みんかぶマガジン「決算発表後の超速報!2025年の米国最強株投資戦略」第1回ーー。
目次
「テスラは決算がよくない株でして…」
ーーまず、テスラの決算状況と見通しについて教えてください。
テスラ(TSLA)は決算がよくない株でして…。決して業績の数字がよいから買われている銘柄ではないという点をまず理解しておく必要があります。
EPS(1株当たり利益)の過去の推移を例に挙げると、この1年間はずっと下がり続けています。売上高の成長率も、直近の四半期決算では2%程度で、その前は7%、もう一つ前は2%でした。グロース株としては成長率が10%以上と言われますが、テスラはその基準を満たしていません。
また、米国株ではEPSや売上高が市場予想に対してどれだけ上回っているか、下回っているかが重要視されます。ただテスラの場合、市場予想よりも悪い数字をだしているにもかかわらず、株価は0.7%上昇しています。本来なら10%くらい下がってもおかしくないんですよ。