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節税、起業、夜遊び、リタイア…「移住組がドバイやシンガポールではなくタイを目指すワケ」バンコクで今じわじわ増えている日本人移住組の職業

 税金対策の移住先として人気だったシンガポール。しかし、ここ最近は経済成長に伴う物価の高騰によりほか東南アジア諸国に人気が移っているという。とはいえ、ベトナム、カンボジア、フィリピン、マレーシアなどはインフラ整備がまだまだで住み心地がよいとは言えない。そこで注目が集まっているのがタイ。以下、日本とタイの税制(いずれも最高税率)を比較してみた。

<日本>

所得税:45%、法人税:23.20%、相続税:55%、金融資産課税:20%、仮想通貨:45%

<タイ>

所得税:35%、法人税:20%、相続税:10%、金融資産課税:35%、仮想通貨:35%

実際に移住するとどんな生活が待っているのか。2024年春からバンコクへ移住し、現地のコアな情報を取材している旅系YouTuber「EXIT JACK」のマンペー氏に聞いた。

構成:カワノアユミ

目次

東京都内で80万円するタワマンが、バンコクなら25万円で住める

――マンペーさんの周りにもタイに移住している日本人が多くいるそうですね。日本からタイへ移住する一番のメリットって何なんでしょう?

 タイの良さはなんといっても、生活費の割にいい生活ができる「コスパの高さ」ですよね。タイも経済成長とともに物価が上がっていますが、言っても日本よりは安いですし、ほかの東南アジア諸国と比べると値段の割に質が高いんです。とくに家賃のお得感がすごいんですよ。

――バンコクには東京の港区にあるようなタワマンもたくさん建っていますが、そういう物件も住もうと思えば住めるんですか?

 実は住むハードルは結構低くて。港区で月80万円はするだろう100平米のタワマンが、バンコクの中心地では25万円くらいで住めるんです。仮にバンコクで80万~100万円の家賃を出せるのであれば、300平米くらいの豪邸に住めますよ。それに、プールとジムはほとんどのコンドミニアム(集合住宅)に付いていますし、家具もはじめから付いていることが多い。デパートへの無料送迎サービスが付いているところも珍しくないです。

 最近だと「ワン・バンコク」というショッピングモールが新しくできました。入ってみるとわかりますが、商品も建築的空間も日本のショッピングモールよりはるか上をいっています。日本人観光客は「ターミナル21」とかが馴染みあると思うんですが、現地ではかなりの老舗という感じですね。

※ワン・バンコク

 2024年10月にタイ・バンコクの中心部に誕生した、新たな都市空間を創出する大規模複合開発プロジェクト。オフィス、ホテル、ショッピングモール、住宅、エンターテイメント施設など、多様な機能が一つの場所に集結しており、働く、暮らす、そして遊ぶ、あらゆるライフスタイルに対応できるよう設計されている。その特徴は、単なる建物群ではなく、都市の中に都市を築くような壮大なスケールにある――。

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