元手96万円を4年半で5000万超えにした個人投資家「米国のリセッションはしばらく続く」期待高まる日本株“5つのセクター”と注目7銘柄

本稿で紹介している個別銘柄:神戸物産(3038)、大末建設(1814)、ニトリ(9843)、やまみ(2820)、KDDI(9433)、九州旅客鉄道(JR九州:9142)、アズーム(3496)
5年で資産を50倍以上に増やした投資家のかぶカブキ氏は、「米国のリセッションはしばらく続く」と見る。そんな中で、今後上昇が期待できる日本株の5つのセクターと注目銘柄について、同氏が語る。みんかぶプレミアム特集「トランプ相場で一人勝ち」第2回。
目次
2か月以内に「買って売る」
数か月単位で売買することが多い私としては、いまは「買いどき」だと思っています。トランプ米大統領が関税の上乗せを一時的に停止している間は、ぐっと下がってから短期的に急反発するタイミングがあるはずです。
ただし、このままいけば関税は予定通り発動され、米国経済は3~4か月後にはリセッションに向かっていくと思います。ですから、その買った銘柄については今後2か月以内に急反発したタイミングで売った方がいいでしょう。
もしくは、リセッションが起きればFRBも積極的に介入するでしょうし、長期的な観点から見れば経済は回復していくはずです。ですから、数年単位で株式投資を行っている人であれば、いま売買せずに「リセッションの期間はじっと耐え忍ぶ」選択肢も間違いではないと思います。
また、リセッションで景気後退に陥る期間は、平均で11か月程度だと言われています。 ただしどこまで下がるかはわかりませんから、買うタイミングには注意が必要です。一つの目安は失業率で、失業率が下がっている段階ではまだ買わないほうがいいと思います。失業率が横ばい、あるいは少し回復したくらいのタイミングで買いにいくことをお勧めします。