トレードスタイルを決めよう!

トレードスタイルは、超短期売買のスキャルピングトレードから、長期トレードのポジショントレードまで幅広いです。
なかでも「デイトレード」という言葉を聞いたことがある人がほとんどではないでしょうか。
デイトレードとはその名の通り、1日の内に取引を完結させる取引スタイルのことをいいます。
細かく分けると、FXのトレードスタイルは主に4種類ありますので、自分の生活スタイルや性格に合わせて決めていきましょう!
面白いもので、実際にお金の掛かった取引を行うと、自分の性格がハッキリと出てくるものです。
少しの利益や損失で不安になる人や、多少の値動きは動じずじっくりと腰を据えて取引をする人、その場その場の状況に臨機応変に対応できる人など様々です。
そういった意味では、取引を行うことは自身の性格を見直す良いチャンスともいえそうですね。
4つのトレードスタイル

トレードスタイルは以下の4種類あります。
- スキャルピングトレード
- デイトレード
- スイングトレード
- ポジショントレード
トレードスタイルは、自身の性格や生活リズムに合ったものが一番ですので、自分に合った取引スタイルを見つけることがFXトレードでの成功への近道といえそうです。
スキャルピングトレード

日本語にすると、超短期トレードといえます。
僅か数銭の値幅を狙って、頻繁にトレードを繰り返すことをいいます。
1スキャルピングトレーダーの中には、1分以上ポジションを持たずに、1銭でもマイナスになれば損切りし、逆に1銭プラスになれば利益確定を行うトレードを行う人もいます。
まさにまばたきのする間もない早業がものをいう世界といえそうです。
値動きが激しい相場にスキャルピングを行うと、1度の損失が大きくなってしまいますので適しませんが、落ち着いた値動きの時に僅かな差益を狙い、薄利微損のトレードを行うことが適しているといえそうです。
決断力があり、損失が出ても後に引きずることの無い前向きでさばさばした性格の人が適しているようです。
なお、スキャルピングトレードは、損失も利益の差も大差ない為に、通貨ペアや取引時間帯ごとの値動きのクセを覚え、勝率を高めていくことが重要といえます。
デイトレード

1日でトレードを完結させるスタイルのことをいいますが、トレーダ-=デイトレーダ-という間違った認識が広がっています。
トレード時間は人によって様々ですが、寝る前には必ず決済を行うことがポイントとなっています。今、FXトレーダーの中で一番多いトレードスタイルがデイトレードのようです。
通勤時間やお昼休みなど、少しの時間で戦略を考えオーダーを出す人も多いようです。
1日の流れを見極めることがポイントですが、ドル円であれば数十銭から1円程度の値動きを狙っている人がほとんどです。
スイングトレード

1つの大きな値動きの波(スイング)を狙って、トレードを行うことをいいます。
よく数日から1週間程度のトレードを行うことと説明されていることが多いですが、それは誤っており、正しくはある一定の大きな値動きを狙うことをいいます。
それがたまたま1週間で値動きが落ち着いてくることが多いことから、そういった説明になったようです。
重要なことは、ある一定の期間の流れを予想する市場経済を読む力が必要になります。
基本は値動きに逆らわない順張り(上昇トレンドの場合は買いから入ること)という投資方法を行い、相場の値動きに逆らわずに利を伸ばしてゆくことがポイントとなります。
ポジショントレード

非常に長い期間の流れを読み、数週間から数ヶ月の相場の流れを追いかけるトレードスタイルのことをいいます。
場合によっては数年にわたりポジションを保有する人もいます。
巨額の資金を扱う年金基金や機関投資家がこのスタイルを取ることが多いようです。
ファンダメンタルズ分析と呼ばれる各国の金融政策の流れや経済状況を読むことが重要になります。
アベノミクス相場のような大相場を狙う時には、このスタイルが効果を発揮します。
数年に一度の相場の転換点を見極めることができれば、一度のトレードで大きな利益を上げることができます。
さらに、長い期間通貨を保有することから、豪ドルのような高金利通貨を買って、円のような低金利通貨を売るトレードを行うと、毎日金利収入も得られることにより、利益は更に増大します。
2014年から利上げが開始されたニュージーランドドルのような高金利通貨を保有していれば、数カ月で、為替差益と金利収入の両方を手に入れることができ、資金を倍増させることも可能となります。
その時々の相場に合わせることが重要となりますが、まずはトレードを初めてみて、自分の正確や生活スタイルに合ったストレスのないトレードスタイルを探してみましょう!