タイプ別おすすめ取引 – ハイリスクハイリターン投資 みんかぶ編集室 山岡和雅 2023.12.15 (2022.07.13公開) 初心者コラム ハイリスクハイリターン投資は、レバレッジを思いっきりかけて取引金額を大きくし、外れたら投資元本がなくなってもいいから、大きく収益を狙いに行くという投資方法です。 ある意味ギャンブルのように見えますが、資産や生活のバランスをきちんと考えて投資すれば、有用な投資方法でもあります。 目次メリットは期待収益の大きさデメリットは負けも大きいおすすめ通貨ペアはポンドドルもしくはポンド円ポンドドル、ポンド円を取引する際の4つポイントボリンジャーバンドで短期のトレンドを把握ポンド相場は今後どっちにむかうのかFX各社のポンドドルの取引情報FX各社のポンド円の取引情報 メリットは期待収益の大きさ メリットはうまくはまればリターンが大きいこと。ごく短期の値動きを取りに行く方法なので、ポジションを持ったまま長い間ドキドキしなくて済むということ。何日もポジションを持ち越すわけではないので、高金利通貨売りからでもスワップポイントの負荷なくポジションを作れることが挙げられます。 デメリットは負けも大きい デメリットは負けた時に損が大きいこと。投資に100発100中はあり得ません。世界的な投資家バフェット氏やソロス氏だって負けるときは負けます。一回の負けで全部を失うような取引には向いていません おすすめ通貨ペアはポンドドルもしくはポンド円 短期の値動きを取りに行くことが取引の基本となりますので、値動きの大きい通貨がおすすめです。ドル円やユーロドルは比較的落ち着いた展開になることが多いため、より大きな動きが期待できるポンドのほうが向いています。4月初めの通貨変動率(ボラティリティ)をみてみると、1カ月物でドル円、ユーロドルが5%台なのに対して、ポンドドルが11%台、ポンド円が12%台と、より大きな変動が見込まれる通貨ペアになっています。 ポンド円よりポンドドルの方が経済指標などの材料に対する反応が自然なため、ハイリスクハイリターン投資に向いていますが、初めのうちは対円通貨ペアのポンド円のほうがレートになじみやすく、取引しやすい面があります。どちらを選ぶのかは好みです。 他に大きく動く通貨ペアとしては、トルコリラ円やランド円といった新興国通貨もありますが、初心者のうちは避けたほうが無難です。新興国通貨は流動性がそれほど高くなく、材料が入ったときにレートが一気に変動し、想定を超える損失が発生しやすいためです。ハイリスクハイリターンな取引では、一回の利益も損失も大きい分、最大損失がどの程度で収まるのかをきちんと理解し、コントロールすることが大事なポイントとなります。 ポンドドル、ポンド円を取引する際の4つポイント 1)EU離脱関連の発言に注意 英国は2016年の国民投票の結果、EU離脱という歴史的な変化の渦中にあります。関係者の発言などでそれまでの雰囲気が一気に変化するような動きが生じることがありますので要注意です。 2)ユーロとの相関を意識 EUからの離脱を図っているとはいえ、地政学的にユーロ圏と近いことは事実ですので、ユーロドルやユーロ円の動きと似たような流れになることが多いです。ただ、その場合大事なのは相場が動く要因がどこにあるのかということ。例えば米雇用統計の結果を受けての動きであれば、ユーロとポンドは同じような動きになります。それほどはっきりとした要因が分からない状況でも、株安の動きが相場全体に影響というような状況だと、ユーロとポンドの動きは似たものとなります。一方で、イタリアの政局が原因でユーロが動いたというような状況だと、動きはそれほど相関しません。英国独自の材料で動く場合も同様ですので、要因がどこにあるのかを意識しておきましょう。 3)物価に対する反応が日本や米国よりも大きい 英国の中央銀行であるBank of England(英中銀)は、歴史的にドイツ連銀と並んで世界有数のインフレファイターとして知られており、物価の上昇にセンシティブです。ドイツはユーロの一員なため、ECBが金融政策を担っていますので、事実上世界でもっともインフレに対する意識の強い銀行といってもいいかと思います。 英国の物価統計は、消費者物価指数、生産者物価指数、小売物価指数が同時に出ますので、この時に予想から大きくずれた結果が見られると、ポンドが大きな変化を見せることがあります。また、英中銀が2月、5月、8月、11月に発表する四半期インフレ報告は、相場の流れを決める大きな材料となりますので要注意です。 4)ポンド円の取引でも米国経済指標を意識 経済指標をみる場合は、たとえポンド円を取引する場合でも米国のものを中心に見ていく必要があります。さすがに英中銀の政策金利や物価統計などの影響は大きいですが、それ以外の指標に関しては、米国の指標結果に比べると相場への影響は限定的です。どんな指標結果が出ても相場への影響がほとんど見られない日本よりはまだ良いですが、米国の指標で世界の通貨が動くという状況が為替市場では一般的ですので要注意です。 また、米雇用統計が好結果になったという場合、ポンド円は上昇(円安進行)も、ポンドドルは下落(ドル高が進行)といった具合に、対ドルと対円で動きが異なることがありますので要注意です。 ボリンジャーバンドで短期のトレンドを把握 短期のハイリスクハイリターン投資を行う場合、大事なのは短期のトレンドがどちらを向いているか、その中で相場が過熱していないかがポイントになってきます。それらを把握するにあたって有用なのがボリンジャーバンドです。 詳細は省きますが、バンドの傾きでトレンドを把握するだけでなく、バンドの幅の変化で相場の安定性を意識。現水準がバンドの中でどのような位置にあってそろそろ反転が近いのかなど、現状の把握がビジュアル的にわかりやすく理解できるのがこのテクニカルのポイント。売り買いのポイントのヒントにもなりやすいので、ハイリスクハイリターン投資を志向する場合は、ボリンジャーバンドをぜひ活用してみてください。 ボリンジャーバンドについて詳しくは「ボリンジャーバンドとは?活用法から注意点まで完全網羅」をチェック! ポンド相場は今後どっちにむかうのか EUからの離脱(ブレグジット)という、世界史の教科書に残るような大きなイベントの最中にある英国。様々な政治的な思惑が絡み合って混沌としている部分はありますが、最終的に落ち着くところに落ち着くとみられます。 ブレグジット問題を除けば、英国経済はユーロ圏全体や新興国、資源国などの状況に比べると比較的堅調。米国ほどの勢いはありませんが、落ち着いた物価の下での経済成長が見込まれるところとなっています。 世界の金融市場の中心としてのロンドンシティー役割も(ほかに代替するところがないということもあり)、今後も担っていくものと期待されます。 そうなると、ブレグジット問題でいったん逃避した資金の英国への還流が期待され流れはポンド高。 もっとも、当面は不安定な動きが続くと見込まれます。上下に振幅を繰り返しながら、最終的な上値トライが基本路線です。ハイリスクハイリターン投資に必要な日々の値動きも十分期待できると思われます。 ポンドドルの夏までのターゲットは1.3600。年内のターゲットとしては1.4300を意識しています。 ポンド円の夏までのターゲットは155円。年内のターゲットは170円です。 FX各社のポンドドルの取引情報 会社名 スプレッド 買スワップ 取引単位 リンク トレイダーズ証券 LIGHTFX – 2円 1,000通貨 詳しく セントラル短資FX 0.6pips 0円 1,000通貨 詳しく ヒロセ通商 LIONFX 0.6pips –18円 1,000通貨 詳しく マネーパートナーズ マネーパートナーズ 0.6pips –94円 100通貨 詳しく 外為どっとコム 外貨ネクストネオ 1.0pips 5円 1,000通貨 詳しく トレイダーズ証券 みんなのFX 0.8pips 2円 1,000通貨 詳しく DMM FX 1.0pips 3円 1,0000通貨 詳しく GMOクリック証券 FXネオ 1.0pips 1円 1,0000通貨 詳しく 外貨ex byGMO 1.0pips 1円 1,000通貨 詳しく インヴァスト証券 トライオートFX 1.4pips ‐57円 1,000通貨 詳しく FXプライムbyGMO 1.8pips ‐1円 1,000通貨 詳しく FXブロードネット 2.6pips ‐1円 1,000通貨 詳しく 外為オンライン 3.0pips 0円 1,000通貨 詳しく SBIFXトレード 0.5~22.8pips 1円 1通貨 詳しく ※スプレッド調査日:2022年01月20日※スプレッドは原則固定(例外あり)となっており、市場の急変時や市場の流動性が低下している状況等に拡大する場合がございます。なお、原則固定対象外、または非公開の場合は「非公開」という表記になっています。※表示されているのはマネーパートナーズFXnanoのスプレッドです。またスプレッドは参考値となっており、キャンペーンスプレッドを含んでおります。キャンペーンの詳細は、マネーパートナーズのホームページをご確認ください。※また、FXプライムの米ドル円スプレッドは1取引当たり50万ドル以下の場合の値となります。※SBIFXのスプレッドは、1000通貨までが原則固定(例外あり)となっています。また、SBIFXでは注文数量に応じたスプレッドを適用しており、上記スプレッドは1,001~1,000,000通貨を取引する場合の基準スプレッドとなります。※GMOクリック証券のトルコリラ円のスプレッドは原則固定対象外になっているのでご注意ください。※外為どっとコムでは業界最狭水準スプレッドキャンペーンを行っています。詳細はHPをご確認ください。また、米ドル/トルコリラ、ユーロ/トルコリラは原則固定スプレッドの適用対象外です。 FX各社のポンド円の取引情報 会社名 スプレッド 買スワップ 売スワップ 取引単位 リンク マネーパートナーズ マネーパートナーズ 0.4pips 1円 -111円 100通貨 詳しく トレイダーズ証券 みんなのFX 0.5pips 27円 -30円 1,000通貨 詳しく 外為どっとコム 外貨ネクストネオ 0.9銭原則固定※例外あり 12円 -32円 1,000通貨 詳しく SBIFXトレード 0.79pips 13円 -18円 1通貨 詳しく セントラル短資FX 0.8pips 9円 -9円 1,000通貨 詳しく トレイダーズ証券 LIGHTFX 0.9pips 27円 -30円 1,000通貨 詳しく DMM FX 1.0pips 16円 -19円 10,000通貨 詳しく GMOクリック証券 FXネオ 1.0pips 14円 -17円 10,000通貨 詳しく 外貨ex byGMO 1.0pips 12円 -27円 1,000通貨 詳しく FXプライムbyGMO 1.0pips 11円 -25円 1,000通貨 詳しく インヴァスト証券 トライオートFX 1.0pips 9円 -35円 1,000通貨 詳しく FXブロードネット 1.0pips 2円 -40円 1,000通貨 詳しく ヒロセ通商 LIONFX 1.0pips 1円 -85円 1,000通貨 詳しく 外為オンライン 4.0pips 0円 -45円 1,000通貨 詳しく ※スワップ調査日:2022年01月20日※スワップは過去14日間の1万通貨あたり(南アフリカランド円とメキシコペソ円のみ10万通貨)の平均値を掲載しています。