デモトレ(デモトレード)とは?デモ口座はどう選べばいいのか

ひとこと要約
- デモトレで本番のFX取引の練習ができる
- 練習でも緊張感をもって取引をしよう
- 機能が充実したデモトレで経験値アップ!
- デモ口座を選ぶ際は、使いやすさや本番環境に近いかどうかをチェックしよう
基本的なFX取引の知識はわかったけど、いきなり自分のお金で取引をするのは不安だな…そんな悩みを抱えている方はいませんか?FXは少額から始められるとはいえ、いきなり取引を始めるには少しハードルが高いですよね。
そんな方に、おすすめしたいのが「デモトレ(デモトレード)」です。デモトレなら自分のお金を使うことなくFX取引を体験できるんです!さらに、実際のFX取引と遜色ない機能が充実したデモトレを提供しているFX会社もあります。
そこで今回はデモトレの特色やメリット、そしてデモトレをするにあたっておすすめのアプリをいくつか紹介していきます。デモトレで取引の感覚を身に着けてFXトレーダーデビューを目指しましょう!
目次
デモトレ(デモトレード)とは?
そもそもFXのデモトレとは何なのでしょうか。デモトレは簡単にいうとFX取引の無料練習ツールのことを指します。自分のお金を使うことなくFX取引を練習できるのが最大の特徴です。
練習用といってもFX会社が提供しているデモトレは非常によく作られていて、本番同様の取引が可能なものもあります。そのため、実際にFX取引を開始する前段階としてFX初心者の方に利用されることが多いです。
それでは、デモトレについてもう少し詳しくみていきましょう。
デモトレの3つのメリット

まず、デモトレを行うメリットを次節で紹介していきたいと思います。デモトレを利用するメリットは大きく分けて、取引の流れをつかむ、リアルタイムレートを見る、リスクを知れる、と3つあります。
メリット1:FX取引の流れがつかめる
最初のメリットは「FX取引の全体の流れをつかむことができること」です。いくらFXに関する知識を十分に身につけたとしても、注文方法や決済方法の操作がおぼつかなければ元も子もありません。
そこで、デモトレが役に立ちます。デモトレを使って、注文の流れや通貨ペアの選び方、そして決済方法などの操作方法を確認しておけば、実際のFX取引でも焦ることなく取引ができます。
ここで重要なのが、あくまで本番の取引を行うつもりでデモトレをするように心がけましょう。なんの緊張感もなしに適当に注文や決済をしてしまうのと、実際のトレードの練習にはあまりなりません。
逆に、しっかりと緊張感を持ってデモトレで練習を積み重ねてFX取引の流れをつかむ事ができれば、本番のFX取引でより理想的なトレードができる可能性が高まりますね!
メリット2:為替の動きをリアルタイムで見ることができる
次のメリットは「実際の為替の動きをリアルタイムで体感できること」です。デモトレを通じて、どんなニュースや経済指標が発表されると為替に大きな影響が出るのか、各時間帯の値動きの特徴はどんな感じなのか。こうしたFXの全体像を体系的に理解できることもデモトレの大きなメリットの一つです。自身のお金で取引を行う前に、外国為替市場とFX取引を体感しておきましょう。
メリット3:自分のリスク許容度を測ることができる
最後のメリットは、「リスクを知ることができる」です。FX取引では、儲かることも、損をすることもあります。取引でどれぐらい損が出ることがあるのか、デモトレでリスクをしっかり理解しておきましょう。
でないと、実際のFX取引で自分が許容できる範囲を超えて損を出してしまい、すぐにFXから身を引く結果に・・・何てこともありえるかもしれません。
ここで、デモトレの出番です。デモトレで「どれくらいの金額」で「どれだけのレバレッジ」までならリスクを許容できるのか自分で分析しておけば、実際の取引においても大損するリスクを減らすことができます。
そのほかにも、スキャルピングやデイトレード、中長期トレードなどの様々な取引スタイルをノーリスクで試すことができるのもデモトレのメリットです。
しかし、デモトレには初心者が陥りがちなデメリットも存在します。デメリットは悪い事というイメージが強いかもしれませんが、デメリットをしっかりと把握することはFXトレードにおいても重要です。次はデメリットについて見ていきましょう。
デモトレのデメリット

デモトレの一番のデメリットは、「緊張感のない取引の癖がつきやすい」ことです。デモトレでは実際に自分の資金を使うわけではないので、大損しても大儲けをしても心的負担があまりありません。
お金が減らないことはデモトレのメリットでもあるのですが、かえって緊張感のない取引を続けてしまう可能性が高まる原因でもあります。
「なんだか利益が出るようになってきたし、実際のFX取引でも大丈夫だろう」といった思い込みには要注意です。現にデモトレでは利益が出せていたけど、いざ実際の取引でうまくいかず、そのままFX取引を諦めてしまう人も多くいます。
例えば、デモトレでは数千万近くの仮想資金が用意されているため、1取引で数百万にレバレッジをかけて取引をすることも可能です。
しかし、こうしたトレードはFXを始めたばかりの場合あまり現実味がない取引といえますよね。デモトレでこのようなハイリスク取引でたまたま利益を出せたからといって、本番取引も同様のトレードをしてしまうと大損をして即退場なんてこともあり得ます。
そのため、デモトレを活用する際は、あくまで「緊張感」や「損益のイメージ」をしっかりと持つ必要があります。逆に言えば、2点をしっかり意識することができれば、デモトレはFX取引の練習に最適なツールになりうるということです。
デモ口座は本口座の登録不要で気軽に始められる!
次に、デモトレの始め方を紹介していきます。デモトレを行うためにはまず、FX会社のデモ口座を申し込む必要があります。「申し込みが必要なの?めんどくさそう…」と考えている方は安心してください。デモ口座の申込みはとても簡単なんです!
デモ口座の開設に必要なのは、多くのFX会社では「名前(ニックネーム)」「メールアドレス」程度です。つまり、名前を決めてメールアドレスを登録さえすれば、デモトレをすぐに始められるようになるのです。FX会社の本口座の登録は不要になっているので、2,3分でデモトレが始められます。
【デモトレを始める流れ】
- FX会社のデモトレに申し込み
- メールが送られてくるので、登録
- デモトレ開始
ただ、FX会社によっては、デモ口座では一部の機能しか使えないところもあれば、そもそもデモ口座の提供がない会社もあります。そこで次節では、デモ口座を選ぶ際に確認しておきたいポイントを紹介します。
デモ口座選びの3つのポイント

ポイント1:実際のトレードと環境が似ているかどうか
まずは、デモ口座と実際のトレード環境が似ているかどうかに注目しましょう。デモ口座と実際のFX口座で「機能」や「注文方法」に違いがあると、デモ口座での経験が最大限に活かせなくなってしまいます。
そのため、デモ口座を選ぶときは、「実際の取引と同様の環境」のデモ口座を選ぶことをおすすめします。習うより慣れよとは言いますが、慣れる環境も大切ということです。
ポイント2:スマホやPCでの注文はしやすいか
続いてのポイントは、「注文のしやすさ」です。取引をする環境はPCの人もいれば、スマホをメインにする方もいると思います。
そこで、重要になってくるのが「注文のしやすさ」です。具体的には「注文画面がわかりやすいレイアウトになっているか」、「注文の設定はしやすいか」、「スムーズに注文ができるようになっているか」などを1つずつ確認していきましょう。
自分が使いやすいと思えるデモ口座を選ぶことで、余計なストレスを抱えることなくデモトレができます。
ポイント3:情報の豊富さ・見やすさ
最後のポイントは「情報の豊富さ」と「見やすさ」です。FXトレードにおいて、情報収集は必要不可欠になります。
その情報収集のしやすさは、実際のトレードにおいてもとても重要になってきます。そのため、FXトレードに関連するマーケット情報や経済指標の見やすさなどはデモ口座選びをする際もしっかりと気にかけるようにしましょう。
デモ口座選びのポイントについて説明を終えたところで、次は、大手FX会社のデモ口座の取り扱いの有無から、基本的な機能を比較していきたいと思います。
比較表からざっくりとした使いたいデモ口座の目星をつけてから、上記で紹介したポイントをもとに自分が使ってみたいデモ口座を選んでみましょう!
FX会社のデモトレ(デモ口座)比較!
それでは、どのFX会社がデモトレ(デモ口座)を利用できるのか、またどんな機能を使えるのか見ていきましょう。まずは下記の表をご覧ください。
会社名 |
有効期限 |
デモトレで利用できるツール | デモトレで利用できないツール |
---|---|---|---|
1ヶ月 |
・Web取引画面 ・はっちゅう君FX ・モバトレ君 ・プラチナチャート ・GMOクリックFXneo |
・旧スマホアプリ | |
外貨ex byGMO | 30日 |
・Web取引画面 ・Cymoシリーズ |
|
3ヶ月 | 全てのツール | ||
外為オンライン | 無制限 | 全てのツール | |
無制限 | ・初心者向きのPC版取引ツール「Webトレーダー」 | ||
FXブロードネット | 全てのツール | ||
・外貨ネクストネオ GFX | |||
DMM FX |
・DMMFX PLUS ・DMMFX STANDARD ・スマートフォンアプリ DMMFX |
・プレミアチャート | |
FXプライムbyGMO |
・PrimeNavigator ・パッと見テクニカル など |
・PRIMEアプリS ・マーケット情報 など |
|
セントラル短資FX | ・セントラルミラートレーダー |
会社名 |
---|
マネーパートナーズ |
SBIFXトレード |
表からも分かる通り、FX会社によってデモ口座の有効期限から使える機能まで様々です。
しかし、結局どのFX会社のアプリでデモトレするのがオススメなの?と思っている方もいらっしゃると思うので、次節にてデモトレにオススメのアプリを紹介していきます。
オススメのデモトレアプリ3選!
まず、デモトレを利用するFX会社を選ぶ際に重視すべきポイントがあります。それは「実際のFX取引の機能を使えるかどうか」です。
この条件に当てはまりデモトレにオススメのFX会社は「外為どっとコム」「DMM FX」「GMOクリック証券」の3社です。それでは各々のFX会社がリリースしているデモトレ用のアプリの特徴を見ていきましょう!
外為どっとコムの外貨ネクストネオ GFX

まずは、外為どっとコムの「外貨ネクストネオ GFX」です。外貨ネクストネオ GFXは、取引画面の使いやすさに定評があります。スピード注文画面では、短期トレーダー向けにスピーディな取引ができるように1タップで注文できるようになっています。
外貨ネクストネオ GFXのそのほかの特徴としては、外為情報ナビの利用ができないことを除いて、ほとんど実際のFX取引と同じようにデモトレ行うことができます。
また外為どっとコムは「バーチャルFX」というアプリも提供しています。外為どっとコムが主催するコンテンストでデモトレを行い、成績で上位になると豪華な商品がもらえるんです。
DMM FXのDMM FX VIRTUAL

続いて紹介するのは、DMM FXの「DMM FX VIRTUAL」です。これは、スマートフォン用の取引アプリでありながら、PC版の機能にも引けを取らない機能が非常に充実したアプリです。
そのほかにも多くのニュースが閲覧できるなど、取引方法だけでなく情報収集の仕方も同時に身に付けることができます。さらに、指標が発表される前を知らせるポップアップ機能も備わっており、FX初心者でも安心して練習できると思います。
またPC版のDMMFX DEMOにはより多くの機能が充実しているため、こちらもオススメです。
GMOクリック証券のGMOクリック FXneo

最後に紹介するのは、GMOクリック証券の「FXneo」です。世界有数のFX取引量を誇るGMOクリック証券の提供している「FXneo」は、取引画面の使いやすさはもちろんのこと、チャート画面の利便性が非常に高いです。
また、「スピード注文チャート」が下記の画像のように横画面だけでなく、縦画面にも対応しているので、大きなチャートを見ながら1つの画面で注文を行うという操作ができるため大変便利です。

デモトレ開始までの流れ
ここで、実際にデモトレを始めるまでの流れを「DMM FX」を例に説明していきたいと思います。
①アプリをダウンロードして、デモ取引口座申し込みフォームを記入する。
まずは、DMM FXのアプリをダウンロードします。ダウンロードが出来たら、アプリを起動して登録を始めます。
まずは下記フォームの空欄部分を埋めましょう。記入が済んだらページ下部にある「確認画面へ」を選択します。特に個人確認書類等の登録はいらないので、非常に簡単です。


②確認画面で登録ボタンを選択する
確認画面に移ったら、入力内容を確認して「登録する」を選択します。

③登録完了
これで申し込み完了です。早速デモトレを体験してみましょう。
まとめ
今回はFXのデモトレの特徴からオススメのデモトレアプリを紹介してきました。デモトレは、あくまで練習用ではありますが、その利用の仕方によっては本番のFX取引の利益に繋げられる可能性があります。
本記事で紹介したメリット、デメリットをしっかりと把握した上でデモトレにチャレンジしてみましょう。