34歳婚活中OL「年収2000万円までは望んでません」…婚活ランキング「1位国家公務員、2位地方公務員」に見える女性のホンネ

『モテたいわけではないのだが ガツガツしない男子のための恋愛入門』 (文庫ぎんが堂) などの著書もあり、恋愛・婚活について造詣が深いライターのトイアンナ氏が、婚活ランキングの結果を受けて令和の婚活事情を分析した。「結局、若い女性と高収入な男性が結婚していきます」という。プレミアム特集「モテの超心理学」第3回ーー。
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この企業に勤める人と結婚したいランキング
2023年、「この企業に勤める人と結婚したいランキング」調査結果が発表された。それによると、結婚したい相手の職業ツートップは「国家公務員・地方公務員」と続き、名だたる有名企業を抑えて公務員人気が白熱するかたちとなった。
ところが、不思議なことに「結婚相手の勤務先に対して重視するポイント」としては「給与額」が男女ともにダントツであり、他の「福利厚生」「土日休み」「勤務地」といったデータを突き放している。そして、国家公務員・地方公務員は安定こそが強みであり、決して給与が高い仕事ではない。
いったいなぜ、そのような認識の矛盾が生じているのか。
結局、「若い女性」と「高年収な男性」がくっつく
大前提として、男性は年収が高ければ高いほど結婚しやすい。『東洋経済ONLINE』の記事「『金がないから結婚できない』と嘆く人の大誤解」(荒川 和久、2019年8月25日)を見ると、アラサー男性で、既婚者の年収は300〜500万円台がボリュームゾーンだが、未婚では100〜300万円台に地すべりを起こす。