大学職員とは年収1000万円でノルマなく飲み会少ないユートピア!転職に必須な特殊な思考法を解説!「一番やってはいけないTOEIC対策」

「ホワイトな労働環境で給料も高い」として転職市場でも人気の高い大学職員。みんかぶプレミアム「転職、人生逆転物語」第4回では、そんな大学職員の魅力や転職のための方法について、これまで累計400人以上を大学職員への転職に導いてきた「暇な大学職員」氏にうかがった。
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転職者の前職は多種多様
私は就職人気ランキングの常連だった企業の営・企画職から大学職員へ転職しました。大学職員を選んだのは、「転勤がなくて給料もそれなりにいい」点に魅力を感じたからです。再就職後は夏・冬の休暇で約1ヶ月前後の休みがあり、有給休暇の消化率もほぼ100%という環境で、年功序列で昇給していき、最終的に年収1000万円以上が確約された中でゆったりと働いています。
大学に転職してくる人の前職は多種多様です。多いのは金融機関に勤めていた人や公務員ですね。金融機関はメガバンクよりは地銀や信金が目立ちます。大手企業がホワイト化している現在、ホワイト化の流れの目の届かない中小企業の方が厳しい労働環境があると感じています。
ほかにも食品メーカーやIT、アパレルなど出身業界は多岐にわたり、新型コロナウイルス感染症の拡大時には元客室乗務員の方も増えました。「前職が事務職じゃないから」とか「教育業界じゃないから」みたいなことは気にしないでいいと思います。
大学職員にはたくさんの魅力があります。残業はそこまで多くなく(たとえば8月は閑散期なので勤務時間が所定からマイナス1時間され、早く帰れる大学まであります)、休みも多い。年収もそれなりに高い。キャンパス内には緑がたくさんあり、時間の流れも穏やか。学生がたくさんいるので、明るい雰囲気に満ちている。労働環境として、これ以上の職場はあまりないと思います。 特に、前職でハードワーク(ノルマや目標、出世競争や客先対応)をしてきた人ほど、「大学という競争心ゼロの世界」は非常に働きやすいとおっしゃっているのが印象的です。
ノルマなく、飲み会少なく、周囲は常識ある人ばかりのユートピア
ちなみにそれぞれの前職によって、魅力に感じる部分も変わるようです。たとえば、金融機関から来た人が言うのは、労働環境のホワイトさ。大学職員にはノルマがあるわけではなく、右肩上がりの目標に追われることもありません。飲み会もかなり少ないです。 それに、金融機関特有の「異動先の支店・部署の規模で自分の評価が分かってしまう」というようなつらさもありません。