【年収別東大合格プラン】わが子4人全員合格…佐藤ママ「東大合格に向けた6歳までにするべき準備」第1回

我が子を東大に入れたい。親なら誰しも一度は考えるかもしれない。それを現実にするためにはどうしたらよいか。親としてどんな準備をすればよいのか。
三男一女の子ども4人を東京大学理科3類(医学部)に進学させた佐藤ママこと、佐藤亮子氏に、年齢別に取り組むべきコツをお聞きした。また、それらに挑戦するにはどれだけお金がかかるのか、親の収入別に押さえるべきポイントについてもあわせて紹介していく。全3回連載の第1回目――。
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東大への準備は1歳からが効率的
――まず、東大に行くための準備は何歳から始めるとよいでしょうか。
早ければ早いほどいいです。
絶対に「基礎学力」は必要ですので、1歳ぐらいから始めたほうが結果として効率はよくなります。
――それはかなり早いですね。
私は、子育ては大学に入る18歳までだと考えています。そして、その18年間のうち、6歳からは小学校・中学校・高校に通うわけですから、実に12年もの間、デスクワークをするということになります。その状況に耐えられるように育てておかないと、18歳での大学入試までの勉強に耐えられない子どもになります。特に東大に関していえば、知識を得るのが楽しい、一人で問題を考え続ける孤独に耐えられる、暗記も嫌がらない、友だちが遊んでいる時に自分は勉強するといった、高い精神性が求められます。要するに、デスクワークを苦痛に感じる子では、なかなか合格は難しいということです。
12年間のデスクワークを楽しんでできる子に育てるためには、小学校入学までの0~6歳のうちになんとかしなければいけません。何も準備せずに小学校に入学した場合、1年生の国語や算数でいきなりついていけないこともあります。スタートで躓いてしまったら、東大は無理ということです。
――具体的には6歳までにどんなことをするとよいでしょうか。
幼児向けの早期教育には様々なものがありますので、とりあえず色々とやらせてみるのもよいでしょう。ただし、あとで振り返ると、果たして役に立ったのかはわからない、中には無駄なものもあるかもしれないですが、子育てというのは無駄が多いものです。恐れずにやってみることも、6歳までは大事です。
――親としては、お金と時間があれば、できるだけ色々なものを我が子に体験させてあげたいと思いますが、これだけは押さえておいたほうがいいというものはなんでしょうか。