24年東大合格者数31名!ついに千葉県公立トップ・県立千葉を大きく引き離した市川学園飛躍の秘訣…10年で東大合格者数3倍以上に押し上げた謎の校内ゼミ

今年、東大合格者数で一喜一憂している学歴厨界隈に、激震が走った。
千葉県に所在する共学の中高一貫校、市川学園中高の東大合格者数が前年から倍増し、過去最高の31名を記録したからだ。
学歴研究家のじゅそうけん氏が、その秘訣についてレポートするーー。聖光学院編、筑波大附属編とあわせた3回連載の2回目。
目次
千葉県の公立トップ校・県立千葉の東大合格者数を大きく上回った
市川は以前から10〜20名の東大合格者をコンスタントに出していたのであるが、今年は過去に例を見ない伸びを記録し、異例とも言える年度となった。
市川が今年たたき出した東大合格者数31名という数字は、千葉県では渋谷教育学園幕張(24年東大合格者数64名)に次ぐ数字で、一昔前には千葉で不動のトップに君臨していた公立の雄・県立千葉高校(24年東大合格者数21名)などよりも多い。
東大に限らず、早慶の合格者も非常に多い。今年の早慶合わせた合格者数は268名で、早稲田は163名で合格者ランキング全国4位、慶應は105名で全国10位だ。
本記事では、そんな市川学園大躍進の背景を探っていきたい。