東大医学部に“逆転合格”するために一番大切なこと…東大医学部・東大生クイズプレイヤー河野ゆかり「小学生の頃は全然勉強していませんでした」
東大医学部6年生でありながら、テレビ番組「東大王」(TBS)にてクイズプレイヤーとして活躍されている河野ゆかりさん。実は河野さんは、「小学生時代には全然勉強していない子でした」という。何が河野さんを変え、東大医学部に合格するまでにさせたのかーー。みんかぶプレミアム特集「医学部合格 最短・楽勝ルート」第6回。
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小学生の頃は全然勉強していなかった…何が彼女を変えたのか
――東京大学医学部に在学中の河野さんにお聞きします。小学生の頃に習っていた習い事や、興味のあったことについてお聞かせください。
中学に入るまでは、幅広く、いろんな能力を伸ばすような習い事をしていました。母は「経験は財産」だと言っていて、時間があるうちに勉強以外の経験もしておきなさいという方針でした。ピアノ、バレエ、水泳、そろばん、習字、速読など一通り習いましたが、中学まで続けていたのはピアノとバレエです。妹が今中学生なのですが、母は私にやらせてみて効果があったものだけ厳選して妹に習わせています。
――良い方針ですね。読書をする習慣はありましたか?
両親が共働きだったので、放課後は学童で過ごしていました。活字があまり得意ではなかったので、学童に大量に置いてあった『こち亀』を読んでいました。多分、小1から小6まで何周もして、繰り返し読んでいたと思います。それが意外と良い経験だったのかもしれません。こち亀は幅広いジャンルの知識を学べる漫画なので、教育に良い面もあったと思います。他には『ダレン・シャン』や『ハリー・ポッター』なども読んでいました。
――小学生の頃は塾などで勉強されていましたか?
小学生の時は全然勉強をしていなくて、中学受験のための塾の勉強もあまりしていませんでした。中学はそのまま進学できるので、勉強に対するモチベーションもなく、遊んでばかりでした。
浜学園に小4から小6まで通っていましたが、真剣に勉強をしたのは最後の2か月ほどですね。小学校から外部受験する子たちを見て、焦って最後の2か月だけ頑張りましたが、一度遅れると追いつくのが大変だなと実感しました。それで中学からは最初からコツコツやろうと思うようになりました。
――なるほど。勉強しなかったこともある意味無駄ではなかったんですね。
そうですね。小学校生活の最後に、一度遅れをとると簡単には追いつけないということを身をもって学んだのは大きかったかもしれません。中学に入ってからは初めからコツコツとやろうという風にメンタリティが変わったのだと思います。
――周りから遅れをとった時は悔しいと思いましたか?
そうですね。塾のクラスが下の方だったので、上のクラスの同じ小学校の子に馬鹿にされました。それが悔しかったです。でも今思えば、小学校の6年生の終わりに、ちゃんと勉強頑張ろうと切り替えるきっかけになったので、タイミングも良かったのかもしれません。