東大合格者数45名で全国12位!なぜ神奈川男子御三家の浅野は躍進して、栄光学園と差を縮めているのか…人気少女漫画「かし恋」のモデル校

学歴研究家のじゅそうけん氏が、自らの「推し」中高一貫校を紹介する短期連載最終回。今回は、神奈川男子御三家の一角、浅野中高についてだ。短期連載全3回の最終回。
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神奈川男子御三家の一角、浅野中高が躍進中。東大合格者数45名ではついに全国12位に
横浜ベイブリッジを一望できる高台に聳(そび)える浅野中高。神奈川男子御三家の一角を占める名門中学だ。
戦前の「セメント王」「京浜工業地帯の父」とも呼ばれる浅野財閥の総帥によって創立された。実業家が創設した学校ということもあり、教養主義に偏らない実学的・実践的な力を身につけさせることが目的とされた。
男女別学の進学校が共学の新興勢力に押され気味な昨今だが、その中でも高い進学実績を堅持している学校の一つである。
今年の東大合格者数は前年から2人増え、45名となった(全国12位)。
神奈川では聖光学院、栄光学園に次ぐ位置となる。
東大に限らず、早慶の合格者数も非常に多い。2024年度入試では、早稲田に129名、慶應に149名の合格者を出している。なお、慶應義塾大学への合格者数は開成、聖光学院に次ぐ全国3位だ。