え、共通テスト足きり以下で東大に!?コンテスト受賞経験皆無で東大に推薦合格した人の共通点…受験者に求められるたった1つのこと

憧れの東大にどうしても子供を入れたいーー。
とはいえ、東大に受かるためには圧倒的な学力が必要である。というのは、これまでの常識だ。
驚くべきことに、東大合格のための新たなルートである「学校推薦型選抜」、いわゆる推薦入試なら、高校卒業時点でのトップレベルの学力は必ずしも必要ではない、という。
推薦入試専門家で、リザプロ株式会社代表取締役社長の孫辰洋氏は「実は、東大の推薦入試では、共通テスト600点台、いわゆる二次試験の『足きり』未満の点数しか取れない学力の方も合格しています」という。
では、東大は推薦入試で受験者のどこをみているのか。東大推薦入試合格者2名の体験談とともに、孫氏の分析をお届けするーー。みんかぶプレミアム特集「中学受験『黄金』ルート」第2回。
目次
医学部・難関国立大でも急増する推薦入試…医学部受験でも8割以上が推薦入試を導入済み
私がみんかぶマガジンに寄稿した前回の記事(「筑波大医学部は定員の50%が推薦枠の衝撃…バカでもOK!最も入りやすい医学部・裏技を大暴露!理想的な中高時代の過ごし方」)でも解説している通り、日本の大学受験は従来型の一般受験から推薦受験が中核となる状態へと大きく変化しています。大学受験において最も難関と言われている医学部の受験においてすら、80%以上の大学が推薦入試を導入している状況です。
これは東大を筆頭とする、国公立の超難関大学においても例外ではありません。東京大学、京都大学、東北大学など日本を代表する国立大学も推薦入試の採用を進めています。特に近年では、東北大学が一般入試を全て取りやめ、推薦入試中心に受験者を募集するという構想を発表したことが大きな話題になりました。
しかし推薦入試が増えているとはいえ、実情を詳しく知らないと、どんな高校生が「東京大学に推薦で受かるのか」というのはなかなか分かりづらいのではないでしょうか。
今回は実際に東京大学推薦で合格した複数人の現役東大生にインタビューをしつつ、「東京大学に推薦で受かる方法」を紐解いていきます。