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早いうちに物件を買った方がいい2つの理由…世帯年収別、値上がり期待のおすすめエリア・マンション実名大暴露

(c) AdobeStock

 インフレが止まらない中、都心タワマンの値上がりも止まらない。今からでもマンションを買っても遅くないのか。マンションインフルエンサーの城南丸氏は「自宅は『欲しい』と思ったタイミングで購入するのがベストです」と話す。今のマンション相場はバブルなのか、世帯年収別のおすすめマンション・エリアなどについてまとめて聞いたーー。みんかぶプレミアム特集「マンション 勝利の方程式」第6回。

目次

マンションの買い時はいつが理想か

 よく「今からマンションを購入しても大丈夫ですか」と聞かれます。結論として、マンションは今から購入しても遅すぎることはないでしょう。むしろ、購入を検討されているならそれが買い時、良いタイミングなのかもしれません。

 一般的にマンション購入を検討するタイミングは、人生の節目が多いものです。結婚、出産など、家族構成が変化する時期に住まいの見直しを考えます。

 また、経済的な余裕が生まれてきたときに、より快適な住環境や広い物件へのアップグレードを考えることもあります。

 いずれにしても目的が「サイズアップ」であることが多く、ともすると賃料は想像より高いものです。

 「買った方がよいのでは?」とか「買いたい」と思ったときが、購入タイミングです。いつだって今が「最も早く、最も若いタイミング」なのですから。

 マンションは欲しいときに購入するのが理想的なタイミングだと私は考えています。

 ただし、当然ながら物件選定はとても重要です。

なぜ早いうちに住宅を購入すべきなのか…2つの理由

 マンションを買いたいなら、できるだけ早いタイミングから購入を検討すべきです。理由は主に2つあります。

 1つ目の理由は、賃貸住宅もコストがかかるという点です。

 まず、マンション購入は「新たな出費」というわけではありません。シンプルに考えると毎月の支払先が「賃貸物件(オーナー)」から「分譲物件(銀行)」へと変わるだけです。それだけで月々の支出が掛け捨てではなくなり、資産形成の可能性を獲得できると同時に、グレードの高い住宅に住んでQOLを高めることができます。

 家賃補助が充実している会社にお勤めの方などは、新たな出費となる可能性もあります。ですがそういった方々へ伝えたいのは、その制度がずっと続くとは限らないということです。

 最近大手企業にお勤めの方に聞いた話では、社宅制度の廃止が増えているようです。そういった終身雇用を前提とした会社の福利厚生制度への依存は「リスク」と考える方が現代では自然ではないでしょうか。

 2つ目の理由は、年齢を重ねるにつれて健康リスクが高まる点です。

 これは誰もが避けられない現実です。病気になってしまうと住宅ローンを組むことができなくなる可能性があります。

 住宅ローン契約時には団体信用生命保険への加入が必須ですが、健康状態によっては加入できず、ローン自体が組めなくなるリスクがあります。特に不規則な生活や過酷な労働環境にある方は、健康状態が悪化する前に、人生の早い段階でローンを組んでマンションを購入しておくことが合理的な選択となります。

 結局のところ、賃貸コストと健康リスクを考慮すると、「欲しいと思ったときに購入する(それがなるべく早いと尚よし)」というのが理にかなっているのです。

今のマンション相場はバブルなのか「そうとも言えない」理由

 SNSで話題になるようなマンションは、以下5つのプレミアム要素に支えられていると考えています。

  1. 都心部の立地
  2. 大規模な物件
  3. 広い間取り
  4. 優れた眺望
  5. 洗練されたデザイン

 5つの条件を兼ね備えたマンションは価格が上昇しており、特にタワーマンションであれば一見バブルと思えるほど高騰しています。

 都心部においては、投機的価値や嗜好品としての側面からもマネー流入があるため、タワーマンションの価格は高い水準を維持し続ける可能性があります。

 その一方で、全てのマンション価格がバブルだと言えるほど高騰しているのか、というとそうではありません。

 というのも、私が日頃から注目している城南エリア(品川区・目黒区・大田区・世田谷区の東急沿線周辺)を見ると、価格の上昇ペースは都心部に比べ緩やかです。

 もちろん城南エリアの中でも一部地域が上値を引っ張るのと、全体の底値が切り上がる形で値上がりは続いているのですが、よりミクロに地域や物件単位で見ると高止まりも散見されます。

 もともと城南エリアは、長きにわたる着実な開発の中で「住宅地」としての歴史を重ねてきた地域を多く含みます。そういったエリアは、良くも悪くも再開発の余地やスピードが限定的なために、投機的価値や嗜好品としてのマネー流入は限られています。

 こうしたエリアのマンション価格は、まだ実需層にとって手の届く範囲内に収まっていることもあるため、バブルを過度に心配して買い逃す必要はないでしょう。都心距離やその歴史からもともと底堅いニーズがあるエリアと言えるため、今後も比較的安定した価格帯で推移していくのではないかと考えています。

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この記事の著者
城南丸

城南エリアに住まう、マンション好きのアラサー会社員。 大学卒業後、ITスタートアップに就職、コロナ禍に低層マンションを一次取得。(現在はマンション購入3回、戸建て購入1回) 今世は自己研鑽に努め、来世では長者丸を目指す(などと供述している)。 Xやnoteでは、城南エリアのマンションや戸建て情報を中心に、住まいに関する様々を発信中。

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