年収1500万メガバンカーが伝授!最短で出世できる「ズルい出世術」…新しい会社に入ったら「まず一番最初にやるべきこと」

会社員である以上、嫌な同僚や上司との付き合いは避けられないものだ。では、そうした人たちとの付き合いを「うまくやり」、会社員ライフを快適にした上で最短出世するためにはどうすれば良いのだろうか。
最短出世中の現役メガバンカーで『雑用は上司の隣でやりなさい』(ダイヤモンド社)が3万部突破と大好評を博しているインフルエンサー・たこす氏に、嫌な上司を「逆手に取って」出世する方法と、多くの会社員が知らない「暗黙の」出世ルールについて聞いたーー。みんかぶプレミアム特集「ズルい出世術」第1回。
目次
上司は、自分の発言を忘れる生き物…部下はそれを逆手に取った戦略を取るべき
困った上司はたくさんいますよね。その中でも特に「あるある」なのは、部下に対して行った指示や発言を忘れる上司の存在です。
多くの上司、特にマネージャー職は複数の部下を管理しています。メガバンクのような大きな組織では、一人の上司が100人程度の部下を監督することも珍しくありません。このような状況では、個々の部下への指示内容を正確に記憶していないことが多いのです。また、その時々の気分や状況によって、発言内容が180度変わることもあります。同僚間ではこのような矛盾は指摘されますが、上司-部下の関係ではよく見られる現象なのです。
上司とのコミュニケーションにおいては、「言った・言わない」問題を未然に防ぐことが重要です。作業指示については必ずメールやチャットなどの文書形式で記録しましょう。指示内容を文書化し、上司にも確認してもらうことで、後で「そんなこと言っていない」と否定されるリスクを軽減できます。これは防御的なアプローチと言えるでしょう。
一方、上司の特性を活かしたポジティブな戦略も考えられます。「先輩のアドバイス通りに実行したら成功しました」と伝えることで、上司は正確な発言内容を覚えていなくても、肯定的なフィードバックには好意的に反応するものです。特に多くの部下を管理している上司にこの方法は効果的です。
どのような上司であっても、その特性を理解した上で適切な対応を心がけることが大切です。コミュニケーションの仕方一つで、職場環境や自身のキャリア発展に大きな違いをもたらすことができるのです。
マイクロマネジメント好きの上司にどう対処するか…上司のプライドの高さを利用する
これも困るのが、マイクロマネジメント好きの上司です。マイクロマネジメントを好む上司は、その行動パターンがある程度習慣化していることが多いため、そうした上司にマイクロマネジメントをやめさせるのは非常に困難です。こうした上司が全ての部下に対して同じようにマイクロマネジメントをしているわけではない場合、現実的な解決策は「マイクロマネジメントされない部下になる」ことです。
まずはこのタイプの上司の心理を理解することが重要です。彼らは「自分が全てを把握しており、全て自分でやった方が良い結果になる」という考え方を持っていることが多く、通常はプライドも非常に高い傾向があります。
そのような上司からマイクロマネジメントを回避する効果的な戦略として、上司の苦手分野に精通することが挙げられます。例えば、上司が「パソコン操作が苦手」「事務処理が苦手」などの弱点を持っている場合、あなたがそれらの分野で専門性を持つことで、上司もマイクロマネジメントを行いづらくなります。上司が自信を持てない領域では、あなたの専門知識を尊重せざるを得なくなるからです。
ただし、マイクロマネジメントされることにも一定のメリットがあることを認識しておくべきです。責任の所在を上司に移すことができるという側面があります。「あなたの指示通りに行動しただけですから」と言える状況を作れるのです。
結局のところ、マイクロマネジメント傾向のある上司に遭遇した際には、そのメリットとデメリットを冷静に分析し、自分のキャリア目標や仕事スタイルに合わせた対応を選択することが賢明です。完全に回避できない状況であれば、その特性を理解した上で、自分の強みを活かしながら共存する道を模索するのが現実的な対処法といえるでしょう。
パワハラ気質のキレる系上司をやっつける方法
これも困らされている読者が多いであろう、キレる系上司・パワハラ系上司についてはどうでしょうか。