医学部再受験に優しい大学トップ10!厳しい大学ワースト10ランキングを大公開…「高学歴だけど人生ミスった」そんなあなたにおすすめ!医学部再受験の最強ルート
 
      「もう一度人生やり直せるなら、どこから?」。こんなハズではなかったと悩む若手社会人にとって、医学部再受験は最有力候補の一つだ。受験勉強は頑張れたが社会人生活にはうまく適応できない、という悩みを一発で解決できる起死回生の一手とも言われる。学歴活動家のじゅそうけん氏の知人による医学部再受験の体験談をもとに、再受験の最強ルートを提案するーー。
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目次
上澄みになり切れなかった自分への嫌悪感
新卒の就職先で人生が決まる。こう信じて黄金ルートへの切符を手にすべく、学生時代は一心不乱に就活に振り切った。しかし現実の就活では、第一志望群で全滅し滑り止め企業の内定を受けるしかない状況になっていた。偏差値こそが正義の受験とは異なり、「総合的」という名の良く分からない基準で判断される一般社会の洗礼であった。
職種別採用も叶わず、配属ガチャでは面白みの欠片もない総務部を引いた。新卒者・キャリア入社者の職場案内の手ほどき、休職者や問題社員のフォローに、社内運動会の準備と景品手配、と誰でもできる仕事ばかりの日々。その上、替えの効きやすい間接部門ゆえ定期的な転勤が発生し、望まない土地で貴重な人生を消耗することが確約された。さらに、冴えない上司の主観でキャリアの天井が決まり、リストラ候補として閑職に追いやられやすいポジションが待ち受ける。
これほどの犠牲を払っても、勝ち組の同級生との待遇差は広がる一方なのだろう。積み上がるのは中途半端な就業経験のみで、職種転換や転職で勝ち筋に戻れる見込みはなさそうだ。理不尽な社会に抗い、大学受験における偏差値のように「公平」な手段での大逆転をすべく、医学部再受験の道を歩むことにした。
高給保障ライセンスでリベンジしたい
実のところ、社会人経験者の一発逆転の手段は医学部再受験だけではない。しかし、案件獲得の営業力・説明能力で明暗が分かれる弁護士、企業会計監査で見る公認会計士の現実は、レッドオーシャンの都会で「総合力」を武器に勝負する世界である。一方、医師の場合、各地域に患者が散在しているため、医師免許さえあれば地方でも高収入を得やすい。
もちろん、昨今の少子高齢化に伴う財政圧迫で、医療費抑制の荒波直撃は避けられない。それでも30代前半で年収1000万円までの道は固く、開業や美容分野への転換という上振れ余地が残る。医学部入試で合格を勝ち取れば、好条件の国家保障をほぼ確実に利確できる。これほど高いレベルで確実性を担保できる道は他にないだろう。ただし、私立医学部では安価な大学でも6年で2000万円規模となるため、再受験生のお財布事情を踏まえると国公立一択となり、それなりのハードな戦いを覚悟する必要はある。
医学部学士編入は薬学・バイオ出身者の敗者復活戦
社会人経験者の医学部入試には、大きく分けて学士編入と一般入試がある。学士編入では理科・英語が中心となり見た目上の負担は少ないが、文系出身者は事実上一般入試一択となる。
多くの大学で必須科目である生命科学では、大学教養レベルの基礎理解が問われる。同様に数学や統計も同様のレベルを求める大学も珍しくなく、医学部崩れの薬学・バイオ出身者が圧倒的に有利な入試形態だ。教養課程で理系科目を履修した一握りを除けば、到底彼らに太刀打ちできない。
え?意外と「易しい」医学部入試
医学部入試で最も重要なのは、共通テスト・2次試験とも標準的な問題を取りこぼさないことだ。共通テストの配点が大きい傾向にあり、理数系を中心とした2次試験でも標準的な出題が多い。医師に求められるのは、膨大な知識の中から状況に応じて知識を引き出し、現場でミスなく実践することだ。東大・京大の入試に見られるような難問を解く必要はなく、この点は文系出身者にも優しいと言える。
ただし、共通テストの5教科7科目に加え、2次試験の英数理にも対応できるよう、広範な範囲をしっかり固める必要がある。2次試験で理科を課さない国公立大もあるが4大学に留まるうえ、優秀層の共通テスト失敗組が流れ込みやすい敗者復活戦になり、難易度の変動が大きい。
共通テストでは85%以上の得点が必要と考えた。理数は中堅レベルの2次試験に照準を合わせておけば、共通テストは直前の対策だけで合格ラインに到達できる。難問にとらわれず、各科目で基本レベル・標準レベルそれぞれの問題集を繰り返し演習し、標準的な問題をミスなく素早く確実に解き切れるようにした。
 
         
         
         
         
         
         
         
         
         
        