AIで作った志望動機でESは通過するのに面接で落ちる理由…1〜2ヶ月後に起きる“タイムラグの悲劇”とその回避策
春を迎え、4月の就活戦線はいよいよ本格化する。「今からでは大手企業は無理ではないか」「出遅れてしまった」と焦りを感じる就活生は少なくない。だが、そんな不安を一掃するのが、Xで就活の失敗談を中心に発信するヨゴワール氏だ。高学歴ながら就職浪人を選び、戦略的に大手SIerやコンサルなどへの内定を勝ち取った同氏は、「戦略さえ間違えなければ、4月からでも大逆転は可能だ」と断言する。
本稿では、感情や運任せではなく、最短ルートで内定を掴むための具体的な方法を同氏が徹底解説。偏差値や学歴に頼らず、ロジックで勝率を最大化させるための、現実的かつ実践的な戦略の全貌を語っていただいた。全6回の第4回。
※この記事は、みんかぶプレミアム連載「27卒就活、これだけやればうまくいく――逆転内定の勝ち取り方」の一部です。
目次
ふわっとした言葉の「定義」を詰めきれない学生は即落ちする
学歴が不利な学生ほど、面接における全ての項目で「100点満点」を目指さなければならないとお伝えしてきましたが、その中でも多くの就活生が最もつまづきやすく、プロの面接官から容赦なく論理の矛盾を突かれてしまうのが「志望動機」です。
私自身、就職活動の中で志望動機に関して非常に痛い失敗を経験しています。それは、三菱地所以外の不動産企業(総合デベロッパー)の面接を受けた時のことでした。
当時、私はその企業に対して「日常にエンタメを溶け込ませたい」「エンタメと街を近づけたい」という、いかにももっともらしい綺麗な志望動機を語っていました。自分の中では、響きが良く立派な志望理由が作れたと手応えを感じていたのです。
しかし、面接官からの返しは非常に鋭く、本質を突くものでした。「そもそも、あなたにとって『街』って何ですか?」「街づくりって何だと思いますか?」と、私が使った抽象的な言葉に対する具体的な「定義」を正面から求められたのです。私はこのストレートな質問に対して言葉に詰まってしまい、何も答えることができず、そのまま激沈してしまいました。
自分なりに、そのふわっとした抽象的な言葉に対して明確な「定義」をつけることができなければ、面接では絶対に落ちていきます。耳障りの良い言葉を並べるだけでは、面接官には1秒で見抜かれてしまうのです。
「それっぽい志望動機」が通用しない理由…見抜かれるポイント
今の就活生の多くは、「ワンキャリア」などの就活情報サイトに掲載されている過去の志望動機を参考にしたり、そのまま丸暗記して使ったりしていると思います。
しかし、そうした抽象的な志望動機を他所から借りてくるのであれば、「自分自身はこういう思いがあるんです」「自分はこういうことだと思うんです」という、自分なりの「仮説」を必ずセットで持っておかなければなりません。
面接官は、あなたが提出した志望動機の表面的な綺麗さを見ているわけではありません。その言葉の裏にある思考の深さを探ろうとしています。仮説がないまま借り物の言葉を語れば、面接で少し深掘りされただけで簡単にボロが出て、あっという間に落とされてしまいます。この「仮説があるかどうか」が、志望動機において受かるか落ちるかの最大の分かれ目になるのです。
そして、この仮説を強固なものにするためには、やはり自分の足でOB訪問を行い、泥臭くリアルな情報を収集して解像度を上げていくしかありません。