謎のテンバガー投資家ABC Trader「テンバガー株の見つけ方買い方」…知らないと損する今大注目の超重要トレンド

日系・外資系証券会社で要職を歴任し、現在は会社経営の傍ら株式やFX、不動産投資を行っているABC Trader氏。マクロ経済や相場の動きを見て “これから上がる株” を見極めるABC Trader氏に、株との向き合い方やこれまでの成功事例をうかがった。
今年のトレンドは大型株
私は日本株と米国株の両方を買っていますが、この一年は米国株がかなり弱気な動きとなるはずです。そこで、狙い目は日本株。日本株は長らく横ばいで行ったり来たりしていましたが、ここからは右肩上がりになっていくんじゃないでしょうか。私もいま買った株は基本的に長期で保有するつもりです。
特に今年のトレンドは大型株だと言えるでしょう。前提として、私自身は基本的に大型株と小型株を区別しているわけではありません。加えて言えば、日本株とアメリカ株の区別もしていません。大型株でも小型株でも、日本株でもアメリカ株でも、儲かっていれば上がるわけですから。
しかも、外国人からすれば、日本の大型株は小型株に近い感覚です。アップルの時価総額は300兆円ほどありますが、日本株では大型と言っても1兆円程度です。日本人の個人投資家が小型株に資金を投入するのと同じ感覚で、外国人は日本のいわゆる “大型株” に投資しているわけです。
また、外国のヘッジファンドの投資額は極めて大きい。バフェットは2022年度、株式投資と事業投資に約10兆円投資しています。そのような巨額のマネーを受け入れられるのは大型株しかありません。
結果として、いま日本株のマーケットは、外国人主導で進んでいます。外国人買いの個人売りですね。また、大企業は円安基調の中で過去最高益を出すなど、決算的にもいい。これらの背景から、必然的に大型株が強くなると考えられるのです。
大相場を逃すな
株式を見る指標はたくさんありますが、私は基本的にすべての指標を活用しています。というのも、そのときどきで扱うべき指標のトレンドが変わるからです。相場は生き物ですから、やはりその場面に即した指標とは何かを常に考えなければいけません。