30歳で資産7000万円でFIREを達成した元三菱サラリーマン「要注意の業界」と厳選注目銘柄8

本稿で紹介している個別銘柄:京王電鉄(9008)、フューチャー(4722)、三菱地所(8802)、エムスリー(2413)、ナカニシ(7716)、GENDA(9166)、セリア(2782)、ジンズホールディングス(3046)
30歳で資産7000万円を貯め、FIREを実現した元三菱サラリーマンの穂高唯希氏。“何でもあり”の投資手法に沿って、現在も順調に資産を増やしている。そんな穂高氏に、投資のうえでのマイルールおよび日経平均株価が上昇する中でも株価の上昇が期待できる注目銘柄についてうかがった。
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「退場の可能性があるリスク」は取らない
私の投資対象や手法は、日本株・米国株、高配当株・成長株、現物取引・信用取引など、本当に“何でもあり”です。「こういう手法で買っている」「こういう条件で売却している」といった決まりもとくに設けていません。相場環境は変化するものですから、自分もその環境に合わせて変化していくことが重要です。
ただそんな中でも、いくつかのルールは自分に課しています。まずは、「市場から退場してしまうかもしれないほどの高いリスクは取らない」こと。たとえば、どれだけ優良銘柄だと思ったとしても、1銘柄に割く資金はポートフォリオの20%以下にしています。いまの保有銘柄はほとんどが10%以下です。
また信用取引を活用しているといっても、レバレッジはかけても2倍まで。「ひょっとしたらめちゃくちゃ儲かるかもしれないけど、失敗すれば破滅の道に至るおそれがある」というような選択肢は選びません。
そして「高すぎるパフォーマンスを目指さない」。「高いリスクは取らない」に通じるところもありますが、「1年で資産を倍に!」「何がなんでもテンバガ―株を発掘!」と鼻息を荒くすることはありません。ただこういう投資をしていても、長期的に持っていることで結果的に含み益が大きくなった銘柄もいくつもあります。