サラリーマンから不動産投資で資産30億円!2%の“勝ち組”になる方法とは?「最初は築古区分再生系に目をつけた」…不動産事業者の98%は儲かっていない理由

「損をする」「失敗する」といったネガティブなイメージと同時に「稼げる」「不労所得を作れる」といったポジティブな見方もある不動産投資。果たして、不動産投資とは魑魅魍魎の世界なのか、それとも正しく知識を身につければ確実に成果がでる投資対象なのか。
この問いへの真実をYouTubeチャンネル「不動産アニキの非常識な投資学」で解説するのが「不動産アニキ」こと小林大祐氏(X:@Daisuke19760607)。資金、人脈、知識を持たない名古屋のサラリーマン時代から不動産投資をスタートし、現在は総資産30億円を持つ彼が語る、不動産投資で失敗しない方法とは。
みんかぶマガジンの短期連載「資産30億円」。名古屋の元サラリーマン投資家が語る、”非常識な不動産投資学”」。第1回では、小林氏の投資遍歴と、不動産投資の甘い罠について話を伺った。全3回の1回目。
目次
株や為替も学んだ。不動産投資だけは違った
−−最初に、小林さんの投資遍歴について教えてください。
富士ゼロックス(以下、ゼロックス)の関連会社でキャリアをスタートさせた私は、その後本体に転籍し、36歳まで勤務していました。
私が営業部隊にいた頃の話です。厳しいノルマが課され、徹夜で働くことも珍しくなかったのですが、ノルマをクリアしないと給料が増えないことに次第に疑問を抱くようになりました。
「なぜここまで働かなければ給料が増えないのだろうか」と。
考えた結果、「株式会社は株主のためにある。つまりサラリーマンにカネが還元されるわけではない」と気づいたんです。そこで、自分の力で稼ぐ方法として、株や為替、不動産について学び始めました。が、株や為替はいつも機関投資家との駆け引きがあり、とても競争が激しいことを知りました。
一方で、不動産投資は、違いました。
物件購入には知識や技術が必要であるものの、購入後、競争する相手は主に物件の半径500mから1km以内に住むおじいちゃん、おばあちゃん大家であることを知りました。「こんな自分でも、勉強すればおじいちゃん、おばあちゃん大家に勝てるのでは?」と考え、27〜28歳で不動産事業に参入したのです。
ボロ物件のリフォーム費用を抑えて投資スタート
−−小林さんは、最初はどのような物件を購入したのでしょうか?