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どんな質問でいい銘柄わかる?年利36.34%の株投資に成功「ChatGPT」が予想した2024年内に500倍に値上がる銘柄

本稿で紹介している個別銘柄:エヌビディア(NVDA)、アップル(AAPL)、マイクロソフト(MS)、ペリオン・ネットワーク(PERI)、米国大型株追跡ETF:Vanguard S&P500 ETF (VOO)、米国中小型株追跡ETF:iShares Russell 2000 ETF(IWM)、非米国株追跡ETF:Vanguard Total International Stock ETF(VXUS)、広範な債券市場追跡ETF:Vanguard Total Bond Market ETF(BND)、不動産投資信託(REITs):Vanguard Real Estate ETF(VNQ)

 ChatGPTの衝撃的な登場から1年以上もたつ。ビジネスパーソンであれば「知らない人はいない」程度の知名度になったであろうが、それを使って「どうやって金儲けするのか」という問題に関してはまだ答えが見つかっていない人が多いのではないか。ChatGPTをこのまま「尾も白いおもちゃ」のママにしていてはもったいない。元プレジデント編集長で作家の小倉健一氏が賢い使い方を解説するーー。

目次

ChatGPTを使って儲ける2つの方法

 ChatGPTは、これまでに作成された中で最も先進的な大規模言語モデルの一つとして世界を席巻してきた。事実上あらゆるトピックについて人間のようなテキストを生成するその能力により、多くの人がChatGPTによって、実際に投資をする際に役に立つのかどうか興味を持っていることだろう。

 今、「ChatGPTで金持ちになる」には、大きく二つの方法がある。一つは、ChatGPTに代表されるAI市場の伸長を期待して関連企業へ投資を行うこと。もう一つは、ChatGPTの機能自体を用いて、投資を行うことだ。

 まず一つ目の企業への投資を考えていこう。世界のAI市場は 年平均成長率19%で成長し、2032年には2兆5700億米ドルに達すると予想されている。

エヌビディアは5年20倍の株価に

 ChatGPTに投資をしたいと考えても、ChatGPT自体は株式公開されておらず、それを構築したOpenAIも株式公開されていない。しかし、ChatGPTにアクセスする方法はいくつかある。最も直接的なものは、マイクロソフトだ。マイクロソフトは2019年以来OpenAIと戦略的パートナーシップを結んでおり、AIスタートアップに数十億ドルを投資している。2023年初めにChatGPTが発表された後、マイクロソフトはOpenAIに100億ドルを投資をしている。マイクロソフトオフィスなどにChatGPTが搭載され、質の高いAIビジネス支援(Copilotなど)を行えるようになった。

 他にも、ChatGPTに使われる半導体をつくるエヌビディア(NVDA)が有名だろう。エヌビディアは、時価総額はアップル(AAPL)やマイクロソフト(MS)に次ぎ、米企業で3社目となる2兆ドル(約300兆円)を超えた。<株価上昇のスピードはさらにすさまじい。19年前半、40ドル前後で推移していた株価は、23年に400ドル台、24年3月には5年前の20倍超の900ドル台に乗せた。時価総額は23年5月に1兆ドル、わずか9カ月後の24年2月には2兆ドルを突破した>(時事通信、2024年04月02日)という。

ほかにもあるよ!ChatGPT銘柄

 マイクロソフトの検索エンジンBingと戦略的パートナーシップを結んだ「ペリオン・ネットワーク」(PERI)も今後より注目が浴びると予想される銘柄だ。

<ChatGPTに関連した別の投資方法として、小さな広告技術会社であるペリオン・ネットワークがあります。ペリオンは、広告主と出版社をつなぐスマートな中心点として知られており、両者のために広告の配置と在庫を最適化します。/しかし、この会社は収益のほぼ半分を検索関連の事業で得ており、これは主にBingとの提携によるものです。ペリオンは、マイクロソフトの検索エンジンBingが広告と成果の最適化を助けるために利用している広告技術会社の一つです。ユーザーが広告をクリックして販売につながると、ペリオンはBingから収益の分け前を受け取ります。/ある収益報告会で、ペリオンはマイクロソフトの財務責任者であるAmy Hoodからの引用を共有しました。それによると、Bingの市場シェアが1%増えるごとに、年間約20億ドルの収益につながるとのことです。これは、ペリオンにとって大きな影響を与えるのにそれほど多くの変化を必要としないことを意味します>(1月19日、米サイトTheMontleyFool「2024年4月にChatGPTに投資する方法」)というから、Bingが伸びればペリオンの収益も拡大していく算段だ。

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この記事の著者
小倉健一

1979年生まれ。京都大学経済学部卒業。国会議員秘書を経てプレジデント社へ入社、プレジデント編集部配属。経済誌としては当時最年少でプレジデント編集長就任(2020年1月)。2021年7月に独立。現在に至る。 Twitter :@ogurapunk、CONTACT : https://k-ogura.jp/contact

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