50億トレーダーのテスタ「1億円貯めるまでの“7ルール”」…ブログ300本読む、ご褒美は倍稼いだら…

今や50億円の総利益を上げた個人投資家テスタ氏も、もとはずぶの素人だった。書店で手にとった投資本からどう人生が変わっていったのか。「1億円を突破した瞬間は今でも忘れられないほど嬉しかった」。みんかぶプレミアム特集「1億円貯める最短ルート」の第2回は、当時 ”投資素人” のテスタ氏が心に決めた「7つのルール」を解説していく――。
目次
デイトレーダーは「安定した職業」だと気づいた
私がデイトレードを始めたのは2005年9月でした。当時はネット証券が一般化してきたころで、本屋にもデイトレードの本がたくさん並んでいました。高校を卒業してフリーターをやっていた私ですが、本格的に株を始める前に一度パチンコ関連の株を買い、200万円ほど儲けており、興味はありました。
そこからデイトレをやっている人のブログや本を読み、自分なりに研究を重ねました。すると毎日数万円買っている人や、1カ月に数日しか負けない人が、「まぁまぁ存在している」ということを知ったのです。私はとにかく損をすることが嫌いです。デイトレは安定して稼げるという認識が当時からありました。またリモートワークが一般的ではなかった当時、家にいながら平日の午前9時から、1時間のお昼休憩をはさみ、午後3時までしか働かなくてもいい環境も魅力的でした。
ただ実際に始めてみると、初月はマイナス30万円、翌月はマイナス15万円と赤字が続きました。当時を思い出すと「辛いなぁ」という感情はあったはずですが、とはいえそこまで焦ってはいなかったと思います。というのも、どんなにダメでも、マイナス100万円まで負けたら「また100万円をバイトで稼ぐまで投資はしない」と自分で決めていましたし、自分のトレードがだんだんうまくなっていっているのも実感していたからです。
そもそもなぜ私がデイトレという手法を選んだかといえば、この株が10年後どうなるかより、10秒後どうなるかの方が予測しやすいと思ったからです。日をまたげばニューヨーク市場が暴落している可能性もありますが、短期における株価は需給で動いているので、売る人が多ければ下がるし、買う人が多ければ上がります。そういう中で自分なりに勉強をつづけた結果、1日数千円、数万円と稼げるようになり、3カ月目にして初めてプラス15万円の黒字となりました。そして4カ月目でこれまでの損失分を取り返しました