79銘柄でテンバガー達成した2.5億円投資家「為替介入の効果には持続性がない」今こそ株の仕込み時!注目している2銘柄

本稿で紹介している個別銘柄:PKSHA Technology(3993)、ウェルスマネジメント(3772)、サムティ(3244)、日本ラッド(4736)、丸千代山岡家(3399)
過去79銘柄でテンバガーを達成しながら億り人になった「テンバガーハンター」愛鷹氏に、日経平均最高値更新した今、注目銘柄や相場観などについて伺った。みんかぶプレミアム特集「1ドル200円時代のサバイバル」第7回。
目次
半導体 牽引してきた 日本株
前回は日経平均株価が4万円を超えて間もない頃に寄稿しました。その後の株価と言えば、米国の経済指標が好調なため、利下げ開始が先延ばしされるとの思惑もあり、日米ともに指数は一段下がった辺りで上げ渋って推移していました。
が、本稿一次〆切4月19日の日経平均株価は、前場引け1260円安の36818円と37000割れるも、大引け1011円安(2.66%)の37068円。なんとか37000円に乗せたものの、最高値40888円から1割安になりました。下落率としては過去の下落率ランキングTOP100にも入らなさそうですが、失われた時価総額としては東証3市場で18.6兆円が失われました。中東での政情不安漂う中、イランで爆発があったことで売りが売りを呼んだ一日になりました。
その後といえば何事もなかったかのように、4月19日安値を底にジリジリと値を戻し、5月10日には38000円台まで株価は回復しています。
一方、ドル円は、4月19日に34年ぶりの154円台に乗せました。神田財務官が急激な円売りには対応する、と口先介入してきていますが、効果なし。
と思ったらゴールディンウィークの真っただ中には160円に乗せ、更に円安へというところで、為替介入により一気に152円台まで円高に傾きましたが、再び円安基調で5月13日は156円間近まで戻しました。まるで、連休の薄商いをあえて狙ったかのような介入でした。
デフレに長年悩まされた日本にとって、インフレが進むのは願ってもない状況ですが、実質賃金が24ヶ月と、2年間もマイナス推移している状況では、円安に伴う原料高によるインフレでは、国民の消費動向には寧ろ悪影響でしかありません。