「本当に好きなら墓場まで持っていく」投資家アナウンサーが辿り着いた“推し活投資”の極意…含み損があっても「推しを支えられて嬉しい」

本稿で紹介している個別銘柄:カバー(5253)、ラクス(3923)、サイボウズ(4776)、ピジョン(7956)、オリエンタルランド(4661)
フリーアナウンサーとして競馬番組のキャスターやイベントMCなどで活躍する傍ら、投資家として“億り人”を目指す佐田志歩さん。成功を収めた個人投資家と直接会う機会が多い佐田さんですが、投資を始めたばかりのときは負けが続いていたと言います。彼女が勝ちへの道筋を見つけたきっかけとは?全3回にわたって送るインタビューの最終回。
目次
いまいち伸びないグロース株…それでも継続してチェック
――上半期が終わりましたが、今年についてどんな印象がありますか?
1月~3月は半導体銘柄が上がり、日経平均株価も史上最高値を更新しました。しかし、グロース株はその恩恵を受けられず……。6月になり、日経平均株価も伸び悩んでいて、今後の動きを予想するのが難しいと感じています。
私自身の話でいうと、グロース株で「これは好決算で間違いがない」と思った銘柄があったのですが、株価が上がらない状態が続いています。業績は良いですが、なかなか株価が伸びないので、今年5月ぐらいからグロース株を買うのを中断。上がり始めたら買いたいと思っています。
これまでの株価底打ち判断は、陰線が出ている最中に「これ以上、下がらないだろう」という“肌感覚”で取引をしていました。しかし、今は陰線に長い下ヒゲが出ていたら底打ちも近いと分析することもあります。それで買うと負けてしまうこともあるのですが、翌日陰線が出て含み損になってしまったときには、潔く損切りしています。
ただ、今後グロース株が上がる時期が来るはずなので、そこはしっかり拾っていきたいです。そのためにも注視し続けていきます。
現在はVTuber株含め3つの銘柄を注視
――佐田さんが今注目している銘柄を教えてください。
リストに入れているのは以下です。