資産5億円投資家「近いうち金融ショックが訪れます」いつなのか…2024年後半の相場展望、大統領選シミュレーション

2024年8月5日、日経平均株価は歴史的な下落をし、以降も9月の米国の雇用統計や国内の自民党総裁選の影響により、株価は例年にない乱高下を繰り返している。
また、10月には株価が弱くなりやすいという米国発のアノマリーや、11月の米国大統領選とまだまだ波乱が予想されるが、日米の株式相場における今後の展望とはいかに…..?
そしてこのたび、フィーチャーするのは登録者24万人を誇るYouTubeチャンネル「ライオン兄さんの米国株FIREが最強」を運営する、資産5億円のライオン兄さん(X:@okane_315)氏と、彼がCEOを務める『Financial Free College』(以下、FFC)の講師である松本侑氏だ。
みんかぶマガジン短期連載「登録者24万人投資家が説く、波乱相場でも負けない戦い方」第1回は、10月のアノマリーや11月の米国大統領選の行方など、2024年後半の相場観について話を伺った。全2回の第1回。
目次
米国大統領選「どちらが当選しても長期的には上昇トレンド」
ーーまず、10月アノマリーや11月に控えている米国大統領選について、ライオン兄さん(以下、敬称略)の見解をお聞かせください。
セル・イン・メイ(株は5月に売れ)の後、夏場は商いが少なく、株価も弱いですが、10月頃から年末にかけて上昇していくというのが通常のトレンドです。しかし、2024年は大統領選挙があるのでイレギュラーがあると思っています。現状の見方では減税などの政策を掲げているトランプが当選すると、米国株には追い風と見ている人が多い印象です。
対して、ハリス氏は富裕層のキャピタルゲイン課税を増税すると言っているので、仮に当選すれば一時的に株価の下落調整があると個人的には思います。ただし、どちらが当選しても、当選後に政策の詳細が見えてくれば、株価は上昇していく流れだと予測しています。
選挙期間中の株価変動に要注意
ーーそのほか、米国大統領選において注目するポイントはありますか?
9月10日(日本時間の11日午前10時)に行われた両候補による初のテレビ討論会では、経済、内政、外交など幅広い問題を巡り論戦が繰り広げられ、ハリス氏の鋭い舌鋒にトランプ氏が苛立ち守勢に立つ場面もありました。そうした展開もあって、オンライン賭けサイト「プレディクトイット」では、ハリス氏の勝率が53〜57%に上昇する半面、トランプ氏は53〜47%に低下しました。