美しすぎる分析!金融アナリスト三井智映子の注目銘柄…防衛関連、介護関連、大阪IR関連はマストで抑える

本稿で紹介している個別銘柄:三菱重工業(7011)、豊和工業(6203)、Zenken(7371)、オリックス(8591)、日本金銭機械(6418)、メタプラネット(3350)
独自の投資哲学と戦略で困難な年も投資で成功を収めてきた金融アナリスト・個人投資家三井智映子さん。全3回にわたるインタビューの最終回は、2024年の振り返り、そして現在三井さんが注目している投資銘柄について迫った。
目次
2024年は「ボラタイルな相場」だった
ーーまずは2024年を振り返っていただきましょう。ずばりどんな年でしたか?
ボラタイルな相場でした。結果から申し上げると、もちろん2024年もプラスで終わりましたが、準備が必要な一年だったと感じています。ボラティリティが大きいといっても、分析もせず安易に買ってしまうと焼かれてしまう相場だったと思います。反対に、しっかり分析をした上で買った銘柄に関しては大きく利益を出せたのではないでしょうか。
普段のように、緩やかに上昇トレンドを形成していく市場の場合は、資金量が多い人がより資産を増やせるでしょう。しかし、ボラタイルな相場は資産が少ない人も利益を出しやすい相場です。個人投資家はしっかり学べば大きく勝てたのではないでしょうか。
2024年のような相場は、2025年も続くと私は考えています。これからも勝つ投資家になるためには、買うタイミングにも気を付けましょう。ファンダメンタルズ分析のみで売買していたという投資家は、テクニカル分析を身に着けることをおすすめします。初心者は特に、ボラタイルの相場でテクニカル分析を取り入れたトレードをすると、経験値も大きく積めますよ。
日足しか見ないトレードはストップ
ーー 短期的な要因に振り回されることもあるかと思いますが、三井さんはどのように対応されていますか?
実は、去年2024年は日足でのトレードをストップしました。日足では利益が出にくくなってしまって、上下に振られることが多かったのです。2024年前半にそれを実感しまして、取引の時間軸を変えました。
現在は1分足で目の前で完結するトレードをするか、腰を落ち着けた取引は4時間足や週足をメインにしています。特に長期的な戦略では週足を中心に据えています。その時々で、自分の手法に合う時間軸を見極めることが大事だと思っています。
ーーテクニカル分析を用いる際、時間軸やインジケーターの調整も重要ですね。
相場によっては、自分の手法が合わない場合もありますから、インジケーターの設定や期間を試行錯誤して、自分が勝ちやすい条件を見つけることが大切です。2024年のような通常の緩やかな相場ではない局面では特にそうですね。
注目は「特定のテーマ性を持つ銘柄」
ーー それでは次に、三井さんが注目している銘柄を教えてください。