資産5億円の投資家「今海外投資家からも注目されている日本株とは」銘柄を実名で一挙大公開…トランプ効果で熱いセクター

本稿で紹介している個別銘柄:マイクロソフト(MSFT)、エヌビディア(NVDA)、ブロードコム(AVGO)、パランティア・テクノロジーズ(PLTR)、テスラ(TSLA)、日本郵船(9101)、ニッパツ(5991)、JR東海(9022)
2024年の日経平均株価は、7月10日に4万2000円台の史上最高値を記録したが、8月5日には過去最大の下落幅で4451.28円の急落。その後も、日々1000円単位での乱高下が続き、かつてないほどボラティリティの高い相場だった。
2025年には、日米ともに利上げと利下げが進行中であり、その動向次第ではボラティリティが高まる可能性も十分にある。
まだまだ波乱が予想される中、どのようなセクター・銘柄に注目すべきなのだろうか?
今回クローズアップするのは、登録者24万人を誇るYouTubeチャンネル『ライオン兄さんの米国株FIREが最強』を運営するライオン兄さん(X:@okane_315)氏と、彼がCEOを務める『Financial Free College』(以下、FFC)の講師である松本侑氏だ。
そんな両氏に、2025年に注目すべきセクター・銘柄について話を伺った。みんかぶプレミアム特集「あなた一人だけ『勝つ』方法」第5回ーー。
松本侑(まつもとすすむ)
投資スクール「Financial Free College(FFC)」を運営する株式会社バイアンドホールドCEO。千葉県出身。大学卒業後メガバンクに就職し、投資に興味を持つも、適応障害を経験。その後、難関大学向け大学受験塾講師として働きながら本格的に投資を開始するが、最初の3年間は損失が続く。試行錯誤を重ねた結果、長期投資を軸としたスタイルを確立。2020年には資産を4,000万円に増やし、サイドFIREを達成。現在の総資産は8,000万円に到達。
目次
米国のAIデータセンター関連銘柄を見逃すな
ーー2025年に注目すべきセクター・銘柄について教えてください。
注目すべきニュースは、マイクロソフト(MSFT)が2025年6月期までに800億ドル(日本円にして約12兆6000億円)をAIデータセンターの建設に投資するというものです。
現在、マイクロソフトの営業利益や成長率はすでに成熟しており、それほど高くありませんが、世界トップレベルのキャッシュを投資に充てることで、今後の投資リターンとその関連銘柄が注目されるでしょう。
ーーその関連銘柄とは?
2024年に特に目立って上昇したのはエヌビディア(NVDA)で、4.45%の上昇を見せました。一方、ブロードコム(AVGO)は0.25%の上昇にとどまりました。ブロードコムは2024年末の決算後に大きく上昇したため、現在は一服している状態と考えられます。
また、パランティア・テクノロジーズ(PLTR)は6%上昇し、テスラ(TSLA)は8%上昇しました。テスラは、2025年1月2日にトランプタワー付近で車が燃えたというニュースや販売台数の鈍化により6%ほど下落しましたが、翌日1月3日には反発しました。株式のヒートマップを見ても、ほとんどのAIデータセンター関連銘柄がプラスとなっています。
トランプ効果では金融セクターが恩恵を受けます。特にM&Aの規制緩和が期待できるので、注目銘柄はGSです。しかしすでに株価に織り込まれて上昇しているので、割高になり過ぎていないか?を判断して投資する必要はあります。
S&P500に関しては下落調整の可能性が高いですが、上記のような銘柄は成長が期待できるので、引き続き注目していきましょう。
海外投資家も注目する、ROEが魅力的な銘柄
ーーでは、日本株で注目すべき銘柄は何かありますか?